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	<title>映画批評なら映画ジャッジ！</title>
	
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	<description>最新映画の批評が満載！批評家による映画批評を参考にされて、良い映画を見て頂く為のサイトです。</description>
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		<title>ザ・フィールド</title>
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		<comments>http://www.cinemaonline.jp/review/kyou/13232.html#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 04 Feb 2012 02:46:48 +0000</pubDate>
		<dc:creator>佐々木貴之</dc:creator>
				<category><![CDATA[狂映画批評]]></category>

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		<description>上映時間は83分と短めであり、ストーリーも簡素化されているため、B級ホラーとしては面白さをしっかりと満喫できるので素直に良いと思える（点数　65点） (C)After Dark Films，LLC. All Rights Reserved. 全米で劇場公開されたホラー映画の人気シリーズ“アフター・ダーク・オリジナルズ”全8タイトルの中でも評判が良かったのがブレット・シモンズ監督・脚本による第三弾作品『ザ・フィールド』である。 ドライブを楽しんでいる若い五人の男女の車に突然カラスが激突したことによって事故を起こす。車は大破した上、仲間の内の一人が行方不明に…。広大なトウモロコシ畑に残された男女四人は、不気味なカカシのモンスターに襲われるハメになり、絶望と恐怖に晒されることになる…。 登場人物は数名、メイン舞台はトウモロコシ畑という明らかに低予算で作れているが、予算を懸けずに単純明快な面白さを味わえるようにという感じで作られている本作。 序盤の車のフロントガラスにカラス数羽が叩きつけられるシーンで観る者に恐怖と衝撃を与え、さらに無残なカラスの死骸を見せつけてグロと残虐のイメージを与える。 カカシモンスターが登場してからが見せ場であり、このモンスターが若者を襲撃するシーンをスリリングかつスピーディーに描き、痛々しい残虐性もしっかりと観られる。 また、ある廃墟に逃げ込んだ青年が一室で裁縫をやっている不気味な人物に遭遇するシーン、その人物の正体、各指の第一関節あたりに釘を突き刺している上に金槌でその釘を叩きつけているという不気味なシーンも忘れ難い。 メガネ顔の青年が農夫と息子兄弟の幻覚を見るシーンが数度観られるが、この幻覚が劇中で起こっている悪夢の全貌を明らかにさせ、観る者を納得させる。 カカシをネタにしたホラー作品と言えば、『ジーパーズ・クリーパーズ』や『案山子男』シリーズが存在するため、今さら感は否めない。でも、上映時間は83分と短めであり、ストーリーも簡素化されているため、B級ホラーとしては面白さをしっかりと満喫できるので素直に良いと思えるのだ!!</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>上映時間は83分と短めであり、ストーリーも簡素化されているため、B級ホラーとしては面白さをしっかりと満喫できるので素直に良いと思える（点数　65点）</b></p>
<p align="center">
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(C)After Dark Films，LLC. All Rights Reserved.
</p>
<p>全米で劇場公開されたホラー映画の人気シリーズ“アフター・ダーク・オリジナルズ”全8タイトルの中でも評判が良かったのがブレット・シモンズ監督・脚本による第三弾作品『ザ・フィールド』である。</p>
<p><span id="more-13232"></span></p>
<p>ドライブを楽しんでいる若い五人の男女の車に突然カラスが激突したことによって事故を起こす。車は大破した上、仲間の内の一人が行方不明に…。広大なトウモロコシ畑に残された男女四人は、不気味なカカシのモンスターに襲われるハメになり、絶望と恐怖に晒されることになる…。</p>
<p>登場人物は数名、メイン舞台はトウモロコシ畑という明らかに低予算で作れているが、予算を懸けずに単純明快な面白さを味わえるようにという感じで作られている本作。</p>
<p>序盤の車のフロントガラスにカラス数羽が叩きつけられるシーンで観る者に恐怖と衝撃を与え、さらに無残なカラスの死骸を見せつけてグロと残虐のイメージを与える。</p>
<p>カカシモンスターが登場してからが見せ場であり、このモンスターが若者を襲撃するシーンをスリリングかつスピーディーに描き、痛々しい残虐性もしっかりと観られる。</p>
<p>また、ある廃墟に逃げ込んだ青年が一室で裁縫をやっている不気味な人物に遭遇するシーン、その人物の正体、各指の第一関節あたりに釘を突き刺している上に金槌でその釘を叩きつけているという不気味なシーンも忘れ難い。</p>
<p>メガネ顔の青年が農夫と息子兄弟の幻覚を見るシーンが数度観られるが、この幻覚が劇中で起こっている悪夢の全貌を明らかにさせ、観る者を納得させる。</p>
<p>カカシをネタにしたホラー作品と言えば、『ジーパーズ・クリーパーズ』や『案山子男』シリーズが存在するため、今さら感は否めない。でも、上映時間は83分と短めであり、ストーリーも簡素化されているため、B級ホラーとしては面白さをしっかりと満喫できるので素直に良いと思えるのだ!!</p>

<p><a href="http://feedads.g.doubleclick.net/~a/xa_FuMqfddzWG2kaR0yQm6BYbvM/0/da"><img src="http://feedads.g.doubleclick.net/~a/xa_FuMqfddzWG2kaR0yQm6BYbvM/0/di" border="0" ismap="true"></img></a><br/>
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		<title>キツツキと雨</title>
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		<pubDate>Mon, 30 Jan 2012 05:51:21 +0000</pubDate>
		<dc:creator>小梶勝男</dc:creator>
				<category><![CDATA[通映画批評]]></category>

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		<description>「南極料理人」の沖田修一監督が描く、ゾンビ映画の監督と木こりが心を通わせていくコメディー。映画作りの熱気や楽しさが伝わってきて、観客を幸せな気分にさせてくれる（点数　78点） 　ゾンビ映画の撮影隊が田舎へロケに出かけ、木こり（役所広司）と出会う。木こりは撮影隊に半ばむりやり手伝わされるうち、映画作りに夢中になっていく。一方で、撮影隊の若い映画監督（小栗旬）は決断力がなく、映画作りから逃げ出したくて仕方ない。だが、木こりと心を通わせるうちに自信を取り戻していく。 　木こりと映画監督が並んで座る場面がある。ただ、並んで座っているだけだが、作業着姿の役所と、今どきの若者らしいナーバスな雰囲気の小栗が、森の中で並んでいるという絵は、何だかとてもユーモラスだ。異質なものが、当たり前のように並んでいるのがおかしい。住む世界が違う２人が、お互いにどこかで惹かれながらも、相手の様子を伺うように話すのは、恋愛映画を見ているようでもある。 　沖田修一監督が最も影響を受けた映画は、昨年急逝した森田芳光監督の「家族ゲーム」だという。確かに沖田監督の作品には、森田監督作の面影がある。ただ、人柄が影響しているのだろうか、才気に溢れていた森田作品とはちょっと違って、才気より温かみの方が前面に出ている。その温かみが、ユーモラスな雰囲気を作っているのだろう。 　沖田監督は斜めからのショットが嫌いで、正面から撮ることが多いと話す。それは「家族ゲーム」から受けた影響の一つだという。「家族ゲーム」には、家族が居酒屋のように横一列に並んで食事をとる有名な場面がある。そこにはユーモアよりも、お互いに向き合うことを避けているような、冷たい緊張感が漂っていた。 　木こりと映画監督が並ぶ場面も正面から撮影されているが、２人を見つめる目線はとても優しい。空気を支配しているのは緊張感ではなく、温かみだ。それは沖田監督の持ち味なのかも知れない。 　木こりとゾンビ映画の監督という組み合わせは突飛だが、両者が出会ってからは、それほど突飛なことが次々と起こるわけではない。村人たちは総出でゾンビ映画の撮影に協力するようになり、やがて連帯感が生まれていく。本作に「村人役」で出ているエキストラは、実際にロケ地に住んでいる方々で、映画作りに熱心に協力してくれたという。現実の映画作りと、映画の中の映画作りが二重写しに重なっていったのだ。映画監督を演じる小栗も、次第にそれを演出する沖田監督に似ていったという。異質な者同士の連帯が、映画作りの熱気や楽しさとなって、観客も巻き込んでいく。そうした幸せな雰囲気も、映画を温かいものにしている。 　</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>「南極料理人」の沖田修一監督が描く、ゾンビ映画の監督と木こりが心を通わせていくコメディー。映画作りの熱気や楽しさが伝わってきて、観客を幸せな気分にさせてくれる（点数　78点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/kistustuki.jpg" border="0" />
</p>
<p>　ゾンビ映画の撮影隊が田舎へロケに出かけ、木こり（役所広司）と出会う。木こりは撮影隊に半ばむりやり手伝わされるうち、映画作りに夢中になっていく。一方で、撮影隊の若い映画監督（小栗旬）は決断力がなく、映画作りから逃げ出したくて仕方ない。だが、木こりと心を通わせるうちに自信を取り戻していく。</p>
<p><span id="more-13227"></span></p>
<p>　木こりと映画監督が並んで座る場面がある。ただ、並んで座っているだけだが、作業着姿の役所と、今どきの若者らしいナーバスな雰囲気の小栗が、森の中で並んでいるという絵は、何だかとてもユーモラスだ。異質なものが、当たり前のように並んでいるのがおかしい。住む世界が違う２人が、お互いにどこかで惹かれながらも、相手の様子を伺うように話すのは、恋愛映画を見ているようでもある。</p>
<p>　沖田修一監督が最も影響を受けた映画は、昨年急逝した森田芳光監督の「家族ゲーム」だという。確かに沖田監督の作品には、森田監督作の面影がある。ただ、人柄が影響しているのだろうか、才気に溢れていた森田作品とはちょっと違って、才気より温かみの方が前面に出ている。その温かみが、ユーモラスな雰囲気を作っているのだろう。</p>
<p>　沖田監督は斜めからのショットが嫌いで、正面から撮ることが多いと話す。それは「家族ゲーム」から受けた影響の一つだという。「家族ゲーム」には、家族が居酒屋のように横一列に並んで食事をとる有名な場面がある。そこにはユーモアよりも、お互いに向き合うことを避けているような、冷たい緊張感が漂っていた。</p>
<p>　木こりと映画監督が並ぶ場面も正面から撮影されているが、２人を見つめる目線はとても優しい。空気を支配しているのは緊張感ではなく、温かみだ。それは沖田監督の持ち味なのかも知れない。</p>
<p>　木こりとゾンビ映画の監督という組み合わせは突飛だが、両者が出会ってからは、それほど突飛なことが次々と起こるわけではない。村人たちは総出でゾンビ映画の撮影に協力するようになり、やがて連帯感が生まれていく。本作に「村人役」で出ているエキストラは、実際にロケ地に住んでいる方々で、映画作りに熱心に協力してくれたという。現実の映画作りと、映画の中の映画作りが二重写しに重なっていったのだ。映画監督を演じる小栗も、次第にそれを演出する沖田監督に似ていったという。異質な者同士の連帯が、映画作りの熱気や楽しさとなって、観客も巻き込んでいく。そうした幸せな雰囲気も、映画を温かいものにしている。<br />
　</p>

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		<title>セルビアン・フィルム</title>
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		<pubDate>Fri, 20 Jan 2012 18:44:28 +0000</pubDate>
		<dc:creator>佐々木貴之</dc:creator>
				<category><![CDATA[狂映画批評]]></category>

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		<description>20歳未満鑑賞禁止。観たいという方、覚悟を決めてからどうぞ!!（点数　65点） (C)2010 CONTRAFILM セルビア映画そのものが珍しいが、いざフタを開けて観ると、トンでもない悪趣味変態残酷映画なのだ!! 元ポルノ男優ミロシェ(スルジャン・トドロウィッチ)は生活が苦しい中、妻子とごく普通の暮らしを送っていた。ある日、高額なギャラが支払われる映画のオファーを受け、不信に思いながらも依頼人のもとへ赴く。そこでヴィクミルという名の男から芸術嗜好のポルノを撮影するために出演して欲しいと説得される。ミロシェが具体的な内容の説明を求めても一切説明されず、高額なギャラのためだけに出演を承諾。そして、撮影が敢行されるが、これが狂気、残酷、悪夢のスタートだった…。 序盤の子供がAV鑑賞しているシーンから呆然とさせられる。しかも、そのAV…子供の親父=ポルノ男優時代のミロシェが出演するモノ!!当然、両親に見つかって取上げ。という感じでこの辺は可愛らしい。 だが、ストーリーが進展するにつれて本作の悪趣味変態レベルがヒートアップ!!やたらとセックスするシーンが目立つが、AVや他のポルノ映画のように性的快感や快楽を味わえる余裕は一切ない!!あるセックスシーンでは、殴りつけたりするが、最終的には血みどろの残虐スプラッターに!! 究極のシーンもある。ミロシェがヴィクミルに勧められ、二人で映像鑑賞する。その内容がこれまたトンでもないのだ!!まずスクリーンに全裸でM字開脚姿の妊婦が映し出され、ハゲ男がゴム手袋を装着して赤ん坊を取り出す。これだけでもかなりキツいと思われる方もいらっしゃるだろうが、このハゲ男が想像を絶するような行動をやらかしてしまうのだ!!こんな道徳観のカケラもないシーン…ただ絶句するだけだ!!クレイジーのヴォルテージが一気にMAXに達した凄まじいシーンだ…。 クライマックスでは、変態・狂気・残酷の三拍子が一気に大爆発!!後味の悪さバツグン!! こんなどえらい作品を日本の劇場でお目にかかれる機会を与えて下さった皆様…我が国に一部存在する悪趣味映画ファンの代表として労をねぎらいたい。 ちなみに本作は18歳ではなく、20歳未満鑑賞禁止。観たいという方、覚悟を決めてからどうぞ!!</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>20歳未満鑑賞禁止。観たいという方、覚悟を決めてからどうぞ!!（点数　65点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/serbianfilm.jpg" border="0" /><br />
(C)2010 CONTRAFILM
</p>
<p>セルビア映画そのものが珍しいが、いざフタを開けて観ると、トンでもない悪趣味変態残酷映画なのだ!!</p>
<p>元ポルノ男優ミロシェ(スルジャン・トドロウィッチ)は生活が苦しい中、妻子とごく普通の暮らしを送っていた。ある日、高額なギャラが支払われる映画のオファーを受け、不信に思いながらも依頼人のもとへ赴く。そこでヴィクミルという名の男から芸術嗜好のポルノを撮影するために出演して欲しいと説得される。ミロシェが具体的な内容の説明を求めても一切説明されず、高額なギャラのためだけに出演を承諾。そして、撮影が敢行されるが、これが狂気、残酷、悪夢のスタートだった…。</p>
<p><span id="more-13215"></span></p>
<p>序盤の子供がAV鑑賞しているシーンから呆然とさせられる。しかも、そのAV…子供の親父=ポルノ男優時代のミロシェが出演するモノ!!当然、両親に見つかって取上げ。という感じでこの辺は可愛らしい。</p>
<p>だが、ストーリーが進展するにつれて本作の悪趣味変態レベルがヒートアップ!!やたらとセックスするシーンが目立つが、AVや他のポルノ映画のように性的快感や快楽を味わえる余裕は一切ない!!あるセックスシーンでは、殴りつけたりするが、最終的には血みどろの残虐スプラッターに!!</p>
<p>究極のシーンもある。ミロシェがヴィクミルに勧められ、二人で映像鑑賞する。その内容がこれまたトンでもないのだ!!まずスクリーンに全裸でM字開脚姿の妊婦が映し出され、ハゲ男がゴム手袋を装着して赤ん坊を取り出す。これだけでもかなりキツいと思われる方もいらっしゃるだろうが、このハゲ男が想像を絶するような行動をやらかしてしまうのだ!!こんな道徳観のカケラもないシーン…ただ絶句するだけだ!!クレイジーのヴォルテージが一気にMAXに達した凄まじいシーンだ…。</p>
<p>クライマックスでは、変態・狂気・残酷の三拍子が一気に大爆発!!後味の悪さバツグン!!</p>
<p>こんなどえらい作品を日本の劇場でお目にかかれる機会を与えて下さった皆様…我が国に一部存在する悪趣味映画ファンの代表として労をねぎらいたい。</p>
<p>ちなみに本作は18歳ではなく、20歳未満鑑賞禁止。観たいという方、覚悟を決めてからどうぞ!!</p>

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		<title>ゾンビ大陸 アフリカン</title>
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		<pubDate>Wed, 18 Jan 2012 21:25:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator>佐々木貴之</dc:creator>
				<category><![CDATA[狂映画批評]]></category>

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		<description>見所は、ゾンビの描写や行動だけではない。（点数　70点） (C)2010 INDELIBLE PRODUCTIONS UK LTD &amp;#8211; ALL RIGHTS RESERVED ゾンビ映画と言えば、現在に至るまで様々な趣向を凝らした作品が存在し、今もなお多くのファンを魅了している。そんな中、アフリカを舞台にしたアフリカン・ゾンビという新たなるゾンビが満を持して登場!! オール・アフリカロケではあるが、アフリカ映画ではなくイギリス映画。監督・脚本・プロデューサーの三役を担当したのはイギリスの新鋭フォード・ブラザーズ(ハワード・J・フォード&amp;#038;ジョン・フォード)。 アフリカ大陸にてゾンビが大量発生し、駐留中のアメリカ軍は撤退し始める。エンジニアであるマーフィー中尉(ロブ・フリーマン)らは飛行機で避難するが、乗客の負傷兵がゾンビ化し、そのパニックで墜落。マーフィーはアメリカの家族のもとへ帰るべくアメリカ軍基地を目指す途中、ゾンビ襲撃の危機から免れて生き残った息子を捜索する西アフリカ軍兵士・デンベレと出会い、お互いに協力しながらアフリカからの脱出を試みるが…。 本作に登場するゾンビはノロノロ歩く従来のオールド・スタイル。そんなゾンビたちが人々を噛み付き、人肉を喰う。村の人々は、そんなゾンビたちの額を銃で撃ち抜き、撃退する。車を走行させてゾンビを真正面からブチ当ててそのまま轢き殺し、頭部がグシャっと損壊、鉈で額を叩き斬るは頭部をフッ飛ばすといったゾンビ撃退シーンも印象深い。森林で数匹のゾンビが人を喰うシーンは、かつて量産されたアフリカを舞台にしたカニバル作品を彷彿とさせる。 見所は、ゾンビの描写や行動だけではない。ストーリーが進展するにつれてマーフィーとデンベレの友情や家族愛が垣間見える。そういった要素を描いたことによって、ドラマ部分にも魅力が生じ、平凡なゾンビ映画として終止させなかったのが良きポイントだ。 アフリカン・ゾンビの次は、どんなゾンビが出没するのやら…新種のゾンビ映画に早くも期待大!!</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>見所は、ゾンビの描写や行動だけではない。（点数　70点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/zonbi.jpg" border="0" /><br />
(C)2010 INDELIBLE PRODUCTIONS UK LTD &#8211; ALL RIGHTS RESERVED
</p>
<p>ゾンビ映画と言えば、現在に至るまで様々な趣向を凝らした作品が存在し、今もなお多くのファンを魅了している。そんな中、アフリカを舞台にしたアフリカン・ゾンビという新たなるゾンビが満を持して登場!!</p>
<p>オール・アフリカロケではあるが、アフリカ映画ではなくイギリス映画。監督・脚本・プロデューサーの三役を担当したのはイギリスの新鋭フォード・ブラザーズ(ハワード・J・フォード&#038;ジョン・フォード)。</p>
<p><span id="more-13213"></span></p>
<p>アフリカ大陸にてゾンビが大量発生し、駐留中のアメリカ軍は撤退し始める。エンジニアであるマーフィー中尉(ロブ・フリーマン)らは飛行機で避難するが、乗客の負傷兵がゾンビ化し、そのパニックで墜落。マーフィーはアメリカの家族のもとへ帰るべくアメリカ軍基地を目指す途中、ゾンビ襲撃の危機から免れて生き残った息子を捜索する西アフリカ軍兵士・デンベレと出会い、お互いに協力しながらアフリカからの脱出を試みるが…。</p>
<p>本作に登場するゾンビはノロノロ歩く従来のオールド・スタイル。そんなゾンビたちが人々を噛み付き、人肉を喰う。村の人々は、そんなゾンビたちの額を銃で撃ち抜き、撃退する。車を走行させてゾンビを真正面からブチ当ててそのまま轢き殺し、頭部がグシャっと損壊、鉈で額を叩き斬るは頭部をフッ飛ばすといったゾンビ撃退シーンも印象深い。森林で数匹のゾンビが人を喰うシーンは、かつて量産されたアフリカを舞台にしたカニバル作品を彷彿とさせる。</p>
<p>見所は、ゾンビの描写や行動だけではない。ストーリーが進展するにつれてマーフィーとデンベレの友情や家族愛が垣間見える。そういった要素を描いたことによって、ドラマ部分にも魅力が生じ、平凡なゾンビ映画として終止させなかったのが良きポイントだ。</p>
<p>アフリカン・ゾンビの次は、どんなゾンビが出没するのやら…新種のゾンビ映画に早くも期待大!!</p>

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		<item>
		<title>ピラミッド　５０００年の嘘</title>
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		<comments>http://www.cinemaonline.jp/review/tsuu/13211.html#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 16 Jan 2012 13:29:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>小梶勝男</dc:creator>
				<category><![CDATA[-低得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[通映画批評]]></category>

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		<description>ピラミッドの謎から超古代文明の存在を示唆するドキュメンタリー。内容は興味深いが、映像は付け足しで、これなら本で読めば十分（点数　40点） 　エジプト・ギザの大ピラミッドに関するこれまでの「定説」を覆し、高度な科学力を持った古代文明の存在を示唆するフランス製ドキュメンタリー。 　ピラミッドは本当に国王の墓なのか。 建設期間は２０年といわれるが、未発達な工具でそんなに短期間での建設は可能だったのか。 石の積み方がなぜこれほど不規則で、しかも精度が高いのか。 円周率や黄金数に正確に基づくデザインは、なぜ可能だったのか。 確かにピラミッドに関しては、従来の定説では説明できない謎が多く存在する。 映画はそれを、一人称のナレーションで、各分野の専門家へのインタビューを交えながら、一つひとつ検証していく。 監督はパトリス・プーヤール。嘘か本当か、３７年間にわたる調査と研究、６年間の検証によって製作されたという。 　オカルト雑誌「ムー」に親しんできた人ならば、これらの謎はどこかで目にしたことがあるだろう。 実際、今月号（２０１１年２月号）の「ムー」はこの映画を大特集している。「ムー」の読者には必見の作品だろう。 展開されているのは、いわゆる「トンデモ学説」といわれるものだ。 しかし、本作は、トンデモ学説を展開しながら、「トンデモ」と思われないよう慎重に論を進めている。定説を唱える専門家を何度も登場させ、高度な古代文明の存在などについて、繰り返し否定させている。 そして、それでも否定できないものを積み重ねて、断定を避けつつ、謎解きを進めていく。 論としては面白いし、意外に説得力がある。マニア層だけでなく、一般の観客にも納得できる説明になっていると思う。 　だが、そうした説明が先で、説明に合う映像を後から付けているだけなので、映画としては物足りない。同じ映像が何度も使われ、時には文字（テロップ）が大写しになる。そうした手法はテレビのミステリー番組でよく使われるが、映画として見ると安っぽいと言わざるを得ない。 もちろん、様々な古代の遺跡や、ピラミッドの内部を映した映像など、面白い場面もあるが、基本的には映像を見せるためのドキュメンタリーではない。 　映像で見た方が理解しやすい部分もあるが、円周率や黄金数を説明する場面などは、映画では分かりにくく、むしろ書物の方がふさわしいとも思った。 内容は興味深いが、思い切ってフィクションとして描くなど、映画にするならもっと別の方法があるのではないか。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>ピラミッドの謎から超古代文明の存在を示唆するドキュメンタリー。内容は興味深いが、映像は付け足しで、これなら本で読めば十分（点数　40点）</p>
<p align="center">
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</p>
<p>　エジプト・ギザの大ピラミッドに関するこれまでの「定説」を覆し、高度な科学力を持った古代文明の存在を示唆するフランス製ドキュメンタリー。<br />
　ピラミッドは本当に国王の墓なのか。<br />
建設期間は２０年といわれるが、未発達な工具でそんなに短期間での建設は可能だったのか。<br />
石の積み方がなぜこれほど不規則で、しかも精度が高いのか。<br />
円周率や黄金数に正確に基づくデザインは、なぜ可能だったのか。<br />
確かにピラミッドに関しては、従来の定説では説明できない謎が多く存在する。</p>
<p><span id="more-13211"></span></p>
<p>映画はそれを、一人称のナレーションで、各分野の専門家へのインタビューを交えながら、一つひとつ検証していく。<br />
監督はパトリス・プーヤール。嘘か本当か、３７年間にわたる調査と研究、６年間の検証によって製作されたという。</p>

<p>　オカルト雑誌「ムー」に親しんできた人ならば、これらの謎はどこかで目にしたことがあるだろう。<br />
実際、今月号（２０１１年２月号）の「ムー」はこの映画を大特集している。「ムー」の読者には必見の作品だろう。<br />
展開されているのは、いわゆる「トンデモ学説」といわれるものだ。</p>
<p>しかし、本作は、トンデモ学説を展開しながら、「トンデモ」と思われないよう慎重に論を進めている。定説を唱える専門家を何度も登場させ、高度な古代文明の存在などについて、繰り返し否定させている。<br />
そして、それでも否定できないものを積み重ねて、断定を避けつつ、謎解きを進めていく。<br />
論としては面白いし、意外に説得力がある。マニア層だけでなく、一般の観客にも納得できる説明になっていると思う。</p>
<p>　だが、そうした説明が先で、説明に合う映像を後から付けているだけなので、映画としては物足りない。同じ映像が何度も使われ、時には文字（テロップ）が大写しになる。そうした手法はテレビのミステリー番組でよく使われるが、映画として見ると安っぽいと言わざるを得ない。<br />
もちろん、様々な古代の遺跡や、ピラミッドの内部を映した映像など、面白い場面もあるが、基本的には映像を見せるためのドキュメンタリーではない。</p>
<p>　映像で見た方が理解しやすい部分もあるが、円周率や黄金数を説明する場面などは、映画では分かりにくく、むしろ書物の方がふさわしいとも思った。<br />
内容は興味深いが、思い切ってフィクションとして描くなど、映画にするならもっと別の方法があるのではないか。</p>

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		<title>永遠の僕たち</title>
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		<comments>http://www.cinemaonline.jp/review/kan/13210.html#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 16 Jan 2012 13:17:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>山口拓朗</dc:creator>
				<category><![CDATA[-高得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[感映画批評]]></category>

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		<description>「死」を見つめることで、「生」を考えさせる作品でありながら、このうえなく切ないラブストーリーでもある。（点数　90点） 上映時間はわずか90分、5600秒。『ミルク』（2008年）のガス・ヴァン・サント監督は、この限られた時間に「生きること、愛することの尊さ」を密閉した。ぜい肉のない必要最低限の描写で、「死」というテーマと対峙した、世にも美しいラブストーリーだ。風変わりな脚本も、瑞々しい映像や繊細な音楽も、すべてがこの美しいパズルを完成させるために不可欠なピースである。 交通事故で両親を失った少年イーノック（ヘンリー・ホッパー）は、高校を中退後、怠惰な日常を送っていた。彼の唯一の友人は、彼にしか見えない日本人特攻隊員の幽霊ヒロシ（加瀬亮）だけ。アカの他人の葬式に潜入する趣味があるイーノックは、ある葬式で少女アナベル（ミア・ワシコウスカ）と出会う。彼女は癌で闘病中だったが、ある日の検査で癌が再発していることが発覚し……。 イーノックとアナベル。葬式で知り合った、「死」が共通点のふたりだが、そのベクトルはまったく異なる。アナベルは「死」を間近に感じながらも、自然界の美しさに魅了される心の持ち主。一方のイーノックは、両親の死を経て、死を恨み、生きることを諦めてしまっている。 ふたりにとっては、お互いが必然。自分に足りない部分を補ってくれる凹と凸のような関係だ。アナベルとの交流を通じて、イーノックは「生」に目覚め、アナベルは「死」を受け入れていく。 初めは変質者のようにしか見えなかったイーノックだが、物語が進むうちに、少しずつそのトラウマと哀しみが見えてくる。映画の冒頭と最後で主人公の印象がこれほど変わる映画も珍しい。しかし、彼がひた隠しにしてきた「心の叫び」が、人生で初めて本気で好きになった、しかも余命いくばくもない異性によって露になっていく点が、この映画の泣けるところであり、美しいところである。 幽霊であるヒロシの可視化は、いかにも「映画（＝虚構）」らしい演出といえよう。しかも、奇をてらった&amp;#8221;お飾り&amp;#8221;としてではなく、「戦死した特攻隊員」という設定を通じて、少しずつヒロシ自身の「無念さ」もあぶり出していく。哀しい最期を迎えたはずのヒロシ。彼はなぜイーノックに寄り添い続けていたのだろうか？　鑑賞後にそんなことを考えてみるのも一興だろう。 「死」を見つめることで、「生」を考えさせる作品でありながら、このうえなく切ないラブストーリーでもある。ラスト３分のイーノック。彼の表情を見ていたら涙が止まらなかった。説明的になりそうな一歩手前で引く演出の鮮やかさが、生の息吹を引き立てる。イーノックがアナベルにもらった一番のプレゼントは「生きる喜び」だったに違いない。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>「死」を見つめることで、「生」を考えさせる作品でありながら、このうえなく切ないラブストーリーでもある。（点数　90点）</p>
<p align="center">
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</p>
<p>上映時間はわずか90分、5600秒。『ミルク』（2008年）のガス・ヴァン・サント監督は、この限られた時間に「生きること、愛することの尊さ」を密閉した。ぜい肉のない必要最低限の描写で、「死」というテーマと対峙した、世にも美しいラブストーリーだ。風変わりな脚本も、瑞々しい映像や繊細な音楽も、すべてがこの美しいパズルを完成させるために不可欠なピースである。</p>
<p><span id="more-13210"></span></p>
<p>交通事故で両親を失った少年イーノック（ヘンリー・ホッパー）は、高校を中退後、怠惰な日常を送っていた。彼の唯一の友人は、彼にしか見えない日本人特攻隊員の幽霊ヒロシ（加瀬亮）だけ。アカの他人の葬式に潜入する趣味があるイーノックは、ある葬式で少女アナベル（ミア・ワシコウスカ）と出会う。彼女は癌で闘病中だったが、ある日の検査で癌が再発していることが発覚し……。</p>
<p>イーノックとアナベル。葬式で知り合った、「死」が共通点のふたりだが、そのベクトルはまったく異なる。アナベルは「死」を間近に感じながらも、自然界の美しさに魅了される心の持ち主。一方のイーノックは、両親の死を経て、死を恨み、生きることを諦めてしまっている。</p>
<p>ふたりにとっては、お互いが必然。自分に足りない部分を補ってくれる凹と凸のような関係だ。アナベルとの交流を通じて、イーノックは「生」に目覚め、アナベルは「死」を受け入れていく。</p>
<p>初めは変質者のようにしか見えなかったイーノックだが、物語が進むうちに、少しずつそのトラウマと哀しみが見えてくる。映画の冒頭と最後で主人公の印象がこれほど変わる映画も珍しい。しかし、彼がひた隠しにしてきた「心の叫び」が、人生で初めて本気で好きになった、しかも余命いくばくもない異性によって露になっていく点が、この映画の泣けるところであり、美しいところである。</p>
<p>幽霊であるヒロシの可視化は、いかにも「映画（＝虚構）」らしい演出といえよう。しかも、奇をてらった&#8221;お飾り&#8221;としてではなく、「戦死した特攻隊員」という設定を通じて、少しずつヒロシ自身の「無念さ」もあぶり出していく。哀しい最期を迎えたはずのヒロシ。彼はなぜイーノックに寄り添い続けていたのだろうか？　鑑賞後にそんなことを考えてみるのも一興だろう。</p>
<p>「死」を見つめることで、「生」を考えさせる作品でありながら、このうえなく切ないラブストーリーでもある。ラスト３分のイーノック。彼の表情を見ていたら涙が止まらなかった。説明的になりそうな一歩手前で引く演出の鮮やかさが、生の息吹を引き立てる。イーノックがアナベルにもらった一番のプレゼントは「生きる喜び」だったに違いない。</p>

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		<item>
		<title>三国志英傑伝　関羽</title>
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		<comments>http://www.cinemaonline.jp/review/tsuu/13206.html#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 10 Jan 2012 13:00:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator>小梶勝男</dc:creator>
				<category><![CDATA[通映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13206</guid>
		<description>　ドニー・イェンが見せるソード・アクションが素晴らしく、ドラマとしても見応えのある秀作（点数　77点） (c)2010 STAR UNION SKYKEE (BEIJING) FILM &amp;#038;MEDIA ADVERTISEMENT CO.,LTD. All Rights Reserved 　昨年はドニー・イェンが大活躍した年だった。日本での劇場公開作が「イップ・マン　葉問」「イップ・マン　序章」「孫文の義士団」「レジェンド・オブ・フィスト　怒りの鉄拳」「導火線」「処刑剣　１４BLADES」と続き、いずれも最高レベルのアクションを見せた。 作品的にも「イップ・マン」シリーズや「孫文の義士団」は優れた出来映えだった。 トニー・ジャーが映画製作のトラブルで姿を消し、ジャッキー・チェン、ジェット・リーの両雄がアクションを押さえ気味な方向に進んでいる今、香港クンフーアクションのトップ・スターといっていいだろう。 　今年もその勢いを感じさせるのが本作だ。中国４大奇書の一つ、「三国志」の中で、人気の高い武将・関羽の活躍を描いたエピソードを映画化している。 　後漢末期。曹操(チアン・ウェン）の捕虜になった関羽（ドニー・イェン）は、捕虜でありながら戦で曹操を助け、信頼を得ていく。関羽は部下になるよう曹操に説得されても、主人である劉備への忠誠を変えない。劉備の許嫁（スン・リー）を連れて劉備の下へ向かうという関羽に、曹操は関所を無事、通過させると約束する。だが、曹操の命令にもかかわらず、関羽らは道中、命を狙われる。 　脂の乗りきったイェンのアクションは、本作でもたっぷりと披露される。長い髭をたくわえ、怪力で、青龍椻月刀という独特の刀を使ったとされる関羽。イェンは力強く、キレのいいソードアクションで、歴史のファンタジーを見事に現実のものとして見せる。 ここでは、いつもの高速パンチや連続回し蹴りは封印し、破壊力を強調した重みのある刀のアクションで観客を魅了する。 その面白さ、痛快さ。自分の身についた技ではなく、役柄に合わせてアクションを大胆に変えるという点では、イェンのクンフー「演技」としても優れている。そのアクションをダイナミックに見せるカメラワークも巧みだ。 　ドラマにも単純な善悪にとどまらない深みがある。人の良さも、強さも、冷たさも、弱さも、すべてかいま見せ、関羽にひかれながら、為政者として信じる道を見失わない曹操を、チアン・ウェンが人間味たっぷりに演じている。中国映画には背景となっている物語が分からないと理解しにくい作品もあるが、これはストーリーがすっきりしていて、「三国志」を知らなくてもすんなりと作品世界に入っていけるだろう。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　ドニー・イェンが見せるソード・アクションが素晴らしく、ドラマとしても見応えのある秀作（点数　77点）</p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2012/01/kanu.jpg" border="0" /><br />
(c)2010 STAR UNION SKYKEE (BEIJING) FILM &#038;MEDIA ADVERTISEMENT CO.,LTD. All Rights Reserved
</p>
<p>　昨年はドニー・イェンが大活躍した年だった。日本での劇場公開作が「イップ・マン　葉問」「イップ・マン　序章」「孫文の義士団」「レジェンド・オブ・フィスト　怒りの鉄拳」「導火線」「処刑剣　１４BLADES」と続き、いずれも最高レベルのアクションを見せた。<br />
作品的にも「イップ・マン」シリーズや「孫文の義士団」は優れた出来映えだった。<br />
トニー・ジャーが映画製作のトラブルで姿を消し、ジャッキー・チェン、ジェット・リーの両雄がアクションを押さえ気味な方向に進んでいる今、香港クンフーアクションのトップ・スターといっていいだろう。</p>
<p><span id="more-13206"></span></p>
<p>　今年もその勢いを感じさせるのが本作だ。中国４大奇書の一つ、「三国志」の中で、人気の高い武将・関羽の活躍を描いたエピソードを映画化している。</p>
<p>　後漢末期。曹操(チアン・ウェン）の捕虜になった関羽（ドニー・イェン）は、捕虜でありながら戦で曹操を助け、信頼を得ていく。関羽は部下になるよう曹操に説得されても、主人である劉備への忠誠を変えない。劉備の許嫁（スン・リー）を連れて劉備の下へ向かうという関羽に、曹操は関所を無事、通過させると約束する。だが、曹操の命令にもかかわらず、関羽らは道中、命を狙われる。</p>
<p>　脂の乗りきったイェンのアクションは、本作でもたっぷりと披露される。長い髭をたくわえ、怪力で、青龍椻月刀という独特の刀を使ったとされる関羽。イェンは力強く、キレのいいソードアクションで、歴史のファンタジーを見事に現実のものとして見せる。<br />
ここでは、いつもの高速パンチや連続回し蹴りは封印し、破壊力を強調した重みのある刀のアクションで観客を魅了する。<br />
その面白さ、痛快さ。自分の身についた技ではなく、役柄に合わせてアクションを大胆に変えるという点では、イェンのクンフー「演技」としても優れている。そのアクションをダイナミックに見せるカメラワークも巧みだ。</p>
<p>　ドラマにも単純な善悪にとどまらない深みがある。人の良さも、強さも、冷たさも、弱さも、すべてかいま見せ、関羽にひかれながら、為政者として信じる道を見失わない曹操を、チアン・ウェンが人間味たっぷりに演じている。中国映画には背景となっている物語が分からないと理解しにくい作品もあるが、これはストーリーがすっきりしていて、「三国志」を知らなくてもすんなりと作品世界に入っていけるだろう。</p>

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		<item>
		<title>パーフェクト・センス</title>
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		<pubDate>Fri, 06 Jan 2012 03:23:16 +0000</pubDate>
		<dc:creator>佐々木貴之</dc:creator>
				<category><![CDATA[狂映画批評]]></category>

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		<description>従来の感染症をネタにしたパニック作品やホラー作品とは一線を画している（点数　70点） (C)Sigma Films Limited/Zentropa Entertainments5 ApS/Subotica Ltd/BBC 2010 デヴィッド・マッケンジー監督が人類存亡の危機に直面した世界を舞台に、ある一組のカップルの恋の行方を描いた異色の恋愛ドラマは、詩的な作風と静謐なタッチの恋愛模様が際立つ。 嗅覚、味覚、聴覚などの五感が順に失われていく原因不明の病気が世界中で蔓延し、病名をSOSと名付けられた。そんな中、シェフのマイケル(ユアン・マクレガー)と科学者のスーザン（エヴァ・グリーン）が出会い、恋に落ちるのだが、二人は感染症の脅威から逃れることが出来ず…。 人類が味覚を喪失した中でも食を楽しめるための工夫をマイケルらシェフが腕を振るって作り上げていくシーン、耳が聞こえなくなっても手話でコミュニケーションを楽しむ人々…といった人々の身が危機に直面しても前向きに生きようとする姿は好印象であり、生きることへの希望とその素晴らしさが観る者に伝わってくる。 また、病気による人々のパニック状態も描き出され、観る者の度肝を抜かす。 味覚を失う前に度が過ぎた過食症を患ったかのようにあらゆる食物を食いまくり、味覚を失う前にやたらと暴れまわっては部屋中にある置物等を投げつけたりして荒し回わる。 街中では暴動が勃発し、人と人とが殴りあったり数名で一人の人間をボコボコにしたりという具合に傷つけあう。 その結果、大勢の人々が姿を消して荒れ果ててしまった廃れた街と化す。 でも、これらのシーンに全力を注いでその面白さを追求して全面に押し出していないのは、あくまでも人間ドラマや恋愛ドラマに重点を置いているからである。 この点に関しても、従来の感染症をネタにしたパニック作品やホラー作品とは一線を画していると思え、その異色さがユニークだと実感できる。 このような最悪な状況の中、男と女は如何にして愛し合うことができるのか?!ラストシーンのナレーションがひっそりと教えてくれるのだ!!</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>従来の感染症をネタにしたパニック作品やホラー作品とは一線を画している（点数　70点）</b></p>
<p align="center">
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(C)Sigma Films Limited/Zentropa Entertainments5 ApS/Subotica Ltd/BBC 2010
</p>
<p>デヴィッド・マッケンジー監督が人類存亡の危機に直面した世界を舞台に、ある一組のカップルの恋の行方を描いた異色の恋愛ドラマは、詩的な作風と静謐なタッチの恋愛模様が際立つ。</p>
<p>嗅覚、味覚、聴覚などの五感が順に失われていく原因不明の病気が世界中で蔓延し、病名をSOSと名付けられた。そんな中、シェフのマイケル(ユアン・マクレガー)と科学者のスーザン（エヴァ・グリーン）が出会い、恋に落ちるのだが、二人は感染症の脅威から逃れることが出来ず…。</p>
<p><span id="more-13201"></span></p>
<p>人類が味覚を喪失した中でも食を楽しめるための工夫をマイケルらシェフが腕を振るって作り上げていくシーン、耳が聞こえなくなっても手話でコミュニケーションを楽しむ人々…といった人々の身が危機に直面しても前向きに生きようとする姿は好印象であり、生きることへの希望とその素晴らしさが観る者に伝わってくる。</p>
<p>また、病気による人々のパニック状態も描き出され、観る者の度肝を抜かす。<br />
味覚を失う前に度が過ぎた過食症を患ったかのようにあらゆる食物を食いまくり、味覚を失う前にやたらと暴れまわっては部屋中にある置物等を投げつけたりして荒し回わる。<br />
街中では暴動が勃発し、人と人とが殴りあったり数名で一人の人間をボコボコにしたりという具合に傷つけあう。<br />
その結果、大勢の人々が姿を消して荒れ果ててしまった廃れた街と化す。<br />
でも、これらのシーンに全力を注いでその面白さを追求して全面に押し出していないのは、あくまでも人間ドラマや恋愛ドラマに重点を置いているからである。<br />
この点に関しても、従来の感染症をネタにしたパニック作品やホラー作品とは一線を画していると思え、その異色さがユニークだと実感できる。</p>
<p>このような最悪な状況の中、男と女は如何にして愛し合うことができるのか?!ラストシーンのナレーションがひっそりと教えてくれるのだ!!</p>

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		<title>マネーボール</title>
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		<comments>http://www.cinemaonline.jp/review/kan/13200.html#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 04 Jan 2012 21:50:42 +0000</pubDate>
		<dc:creator>山口拓朗</dc:creator>
				<category><![CDATA[感映画批評]]></category>

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		<description>ビリー最大の成果といえる「データに基づいた新たな価値の創出」は、あらゆる業界や組織のマネージメントに置き換えることができるだろう。（点数　75点） (C)Columbia TriStar Marketing Group, Inc. All rights reserved. 少しの疑いも持たないまま、常識、ルール、モラル、セオリー、既製のシステムなどを“最善”“最良”のものとして受け入れることに警鐘を鳴らした映画――それが『マネーボール』である。 元メジャーリーガーのビリー・ビーン（ブラッド・ピット）は、アスレチックスのＧＭ（ゼネラルマ・ネージャー）に就任する。チームは優秀な選手を雇うことのできない貧乏球団で、とてもワールドシリーズ優勝を狙える状態にない。ビリーは、データ分析能力に優れたピーター・ブランド（ジョナ・ヒル）をパートナーに指名し、野球というゲームと選手の評価基準を一から見直した。ところが、選手の獲得法や試合での起用法を巡って、球団スタッフや監督と対立することになり……。 弱小球団アスレチックスのＧＭであるビリーは、野球の戦い方、選手の評価のあり方を問い正す。たとえば、ホームラン数や打点数よりも、出塁率や長打率の高さを重視する。ホームランや打点は華こそあれ、出塁率や長打率に優先されるほどの価値はない、というわけだ。 日本の野球ではおなじみの「送りバント」も、イチロー選手が得意とする「盗塁」も、決まれば盛り上がる「ヒットエンドラン」も、自滅行為として封印する。かつて高校球児であった筆者にしてみれば、「えっ、オレたちがしてきた野球は何だったの？」と文句のひとつも言いたくなる戦略である（ビリーも実際に球団スタッフや監督、選手たちの反感を買う）。 しかし、これこそが、ビリーとピーターが膨大な統計データを分析したうえで導き出した理論（マネーボール理論）にほかならない。アスレチックスは、球界での評価は今ひとつでも、マネーボール理論上は価値の高い選手をお手頃な価格で獲得し、彼らの能力が発揮されやすい形での起用法を試みる。 その結果、アスレチックは、シーズン中に驚異的な20連勝を飾る。これまでの常識を覆すやり方で、ビリーが旧態依然とした「根拠なき野球戦略」に風穴を開けた瞬間だ。ビリー最大の成果といえる「データに基づいた新たな価値の創出」は、あらゆる業界や組織のマネージメントに置き換えることができるだろう。 映画は、アスレチックスが常勝軍団に生まれ変わるプロセスを最大の見どころとしながらも、ビリーとピーターの関係、ビリーと球団の関係、ビリーと娘の関係という３つのストーリーをていねいに編み込むことで、従来の「成功」の定義を塗り替えることにも成功している。新しい「成功」の定義とは、「ワールドシリーズ優勝」という分かり易いものではなく、「自分の信念と情熱を貫き通せるか」という、極めて個人的かつ内的なものである。 経済映画のジャンルにカテゴライズされてもおかしくない『マネーボール』だが、多くの元野球選手をキャスティングすることで、野球の試合も「本物のメジャーリーガーがプレーしているみたい！」と思うほど自然に描いている。 移籍先が決まらず不安を抱える選手の様子や、トレード通達を受けた際の選手の反応など、厳しいプロスポーツの世界に生きる男たちの悲哀を描いた点も好感度「大」。多角的な視点から学びを得られる秀作といえるだろう。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>ビリー最大の成果といえる「データに基づいた新たな価値の創出」は、あらゆる業界や組織のマネージメントに置き換えることができるだろう。（点数　75点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/10/money.jpg" border="0" /><br />
(C)Columbia TriStar Marketing Group, Inc. All rights reserved.
</p>
<p>少しの疑いも持たないまま、常識、ルール、モラル、セオリー、既製のシステムなどを“最善”“最良”のものとして受け入れることに警鐘を鳴らした映画――それが『マネーボール』である。</p>
<p>元メジャーリーガーのビリー・ビーン（ブラッド・ピット）は、アスレチックスのＧＭ（ゼネラルマ・ネージャー）に就任する。チームは優秀な選手を雇うことのできない貧乏球団で、とてもワールドシリーズ優勝を狙える状態にない。ビリーは、データ分析能力に優れたピーター・ブランド（ジョナ・ヒル）をパートナーに指名し、野球というゲームと選手の評価基準を一から見直した。ところが、選手の獲得法や試合での起用法を巡って、球団スタッフや監督と対立することになり……。</p>
<p><span id="more-13200"></span></p>
<p>弱小球団アスレチックスのＧＭであるビリーは、野球の戦い方、選手の評価のあり方を問い正す。たとえば、ホームラン数や打点数よりも、出塁率や長打率の高さを重視する。ホームランや打点は華こそあれ、出塁率や長打率に優先されるほどの価値はない、というわけだ。</p>
<p>日本の野球ではおなじみの「送りバント」も、イチロー選手が得意とする「盗塁」も、決まれば盛り上がる「ヒットエンドラン」も、自滅行為として封印する。かつて高校球児であった筆者にしてみれば、「えっ、オレたちがしてきた野球は何だったの？」と文句のひとつも言いたくなる戦略である（ビリーも実際に球団スタッフや監督、選手たちの反感を買う）。</p>
<p>しかし、これこそが、ビリーとピーターが膨大な統計データを分析したうえで導き出した理論（マネーボール理論）にほかならない。アスレチックスは、球界での評価は今ひとつでも、マネーボール理論上は価値の高い選手をお手頃な価格で獲得し、彼らの能力が発揮されやすい形での起用法を試みる。</p>
<p>その結果、アスレチックは、シーズン中に驚異的な20連勝を飾る。これまでの常識を覆すやり方で、ビリーが旧態依然とした「根拠なき野球戦略」に風穴を開けた瞬間だ。ビリー最大の成果といえる「データに基づいた新たな価値の創出」は、あらゆる業界や組織のマネージメントに置き換えることができるだろう。</p>
<p>映画は、アスレチックスが常勝軍団に生まれ変わるプロセスを最大の見どころとしながらも、ビリーとピーターの関係、ビリーと球団の関係、ビリーと娘の関係という３つのストーリーをていねいに編み込むことで、従来の「成功」の定義を塗り替えることにも成功している。新しい「成功」の定義とは、「ワールドシリーズ優勝」という分かり易いものではなく、「自分の信念と情熱を貫き通せるか」という、極めて個人的かつ内的なものである。</p>
<p>経済映画のジャンルにカテゴライズされてもおかしくない『マネーボール』だが、多くの元野球選手をキャスティングすることで、野球の試合も「本物のメジャーリーガーがプレーしているみたい！」と思うほど自然に描いている。</p>
<p>移籍先が決まらず不安を抱える選手の様子や、トレード通達を受けた際の選手の反応など、厳しいプロスポーツの世界に生きる男たちの悲哀を描いた点も好感度「大」。多角的な視点から学びを得られる秀作といえるだろう。</p>

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		<title>哀しき獣</title>
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		<pubDate>Fri, 30 Dec 2011 22:25:01 +0000</pubDate>
		<dc:creator>佐々木貴之</dc:creator>
				<category><![CDATA[-高得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[狂映画批評]]></category>

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		<description>本作は既にハリウッドでのリメイクが決定されているとのことだが、ハリウッド製はこのオリジナルを超えることが可能なのか?!（点数　85点） 『チェイサー』で監督デビューしたナ・ホンジン監督による待望の長編第二作目。上映時間140分の力作で、『チェイサー』以上に面白い作品として仕上げることに成功した。 中国領延辺朝鮮族自治州に暮らすタクシードライバーのグナム(ハ・ジョンウ)は、妻を韓国に出稼ぎに行かせる際に作った借金に加え、賭け麻雀で大負けして更に大ピンチに!!そこで、裏社会の顔役として知られる犬商人ミョン（キム・ユンソク）から「借金をチャラにする代わりに韓国である男を殺害するように…」と取引を持ちかけられる。 グナムは音信不通の妻に会えるかもという思いもあって、密航船で黄海を渡り、密入国者として韓国に渡るのだが…。 とにかく最後までスリリングな展開で観る者を引き込ませ、とことん圧倒させてくれるのだ!! グナムが警官やパトカーに追われるシーンから本作の面白さが一気に爆発する。 二台のパトカーはグナムという獲物を捕らえるべく仲間である警官もフッ飛ばして暴走。 とにかく劇中で観られる追跡シーンはスピーディーかつアップテンポで描かれているため、ハラハラドキドキを存分に味わえる。 これに加え、カーチェイスに車が続々とぶつかりまくるカークラッシュ、トレーラーの豪快な大横転といったパワフルなアクションシーンも見応えバツグンで更なる面白さを発揮している。 アクション以外では、何と言っても血生臭さが強烈な残酷バイオレンス描写の数々である。 ミョンが手斧を武器に人々を殺しまくって部屋の一室に血みどろの遺体がゴロゴロと倒れ込んでいたり、包丁で斬りつけるどころかメッタ刺しにしたりという具合に痛々しい上にグロさ丸出しのスプラッター風味は、観る者を恐怖と気持ち悪さのどん底に突き落とすこと必至だ!! 主演のハ・ジョンウは明らかに男前ではないし、最強の男や超人的ヒーローという感じではないものの多数の追っ手から力ずくで逃げ回り、重症を負っても図太く生き抜く。 これがリアリティーを感じさせ、ドラマを面白くさせている一因でもある。 一方でキム・ユンソクの悪役ぶりも極悪性を最大限に発揮し、凄味のある恐怖を感じさせる。 最終的にはこの二人の男のバトルとなるが、直接的な格闘や肉弾戦は描かれないものの、男臭い野郎二人が繰り広げる男同士の激突がしっかりと描かれているのである。 本作は既にハリウッドでのリメイクが決定されているとのことだが、ハリウッド製はこのオリジナルを超えることが可能なのか?! また、ナ・ホンジン監督の次回作は、本作を超越するようなハードコアな作品に仕上げられるのか?!</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>本作は既にハリウッドでのリメイクが決定されているとのことだが、ハリウッド製はこのオリジナルを超えることが可能なのか?!（点数　85点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/12/kanasiki.jpg" border="0" />
</p>
<p>『チェイサー』で監督デビューしたナ・ホンジン監督による待望の長編第二作目。上映時間140分の力作で、『チェイサー』以上に面白い作品として仕上げることに成功した。</p>
<p>中国領延辺朝鮮族自治州に暮らすタクシードライバーのグナム(ハ・ジョンウ)は、妻を韓国に出稼ぎに行かせる際に作った借金に加え、賭け麻雀で大負けして更に大ピンチに!!そこで、裏社会の顔役として知られる犬商人ミョン（キム・ユンソク）から「借金をチャラにする代わりに韓国である男を殺害するように…」と取引を持ちかけられる。<br />
グナムは音信不通の妻に会えるかもという思いもあって、密航船で黄海を渡り、密入国者として韓国に渡るのだが…。</p>
<p><span id="more-13198"></span></p>
<p>とにかく最後までスリリングな展開で観る者を引き込ませ、とことん圧倒させてくれるのだ!!<br />
グナムが警官やパトカーに追われるシーンから本作の面白さが一気に爆発する。<br />
二台のパトカーはグナムという獲物を捕らえるべく仲間である警官もフッ飛ばして暴走。<br />
とにかく劇中で観られる追跡シーンはスピーディーかつアップテンポで描かれているため、ハラハラドキドキを存分に味わえる。<br />
これに加え、カーチェイスに車が続々とぶつかりまくるカークラッシュ、トレーラーの豪快な大横転といったパワフルなアクションシーンも見応えバツグンで更なる面白さを発揮している。</p>
<p>アクション以外では、何と言っても血生臭さが強烈な残酷バイオレンス描写の数々である。<br />
ミョンが手斧を武器に人々を殺しまくって部屋の一室に血みどろの遺体がゴロゴロと倒れ込んでいたり、包丁で斬りつけるどころかメッタ刺しにしたりという具合に痛々しい上にグロさ丸出しのスプラッター風味は、観る者を恐怖と気持ち悪さのどん底に突き落とすこと必至だ!!</p>
<p>主演のハ・ジョンウは明らかに男前ではないし、最強の男や超人的ヒーローという感じではないものの多数の追っ手から力ずくで逃げ回り、重症を負っても図太く生き抜く。<br />
これがリアリティーを感じさせ、ドラマを面白くさせている一因でもある。<br />
一方でキム・ユンソクの悪役ぶりも極悪性を最大限に発揮し、凄味のある恐怖を感じさせる。<br />
最終的にはこの二人の男のバトルとなるが、直接的な格闘や肉弾戦は描かれないものの、男臭い野郎二人が繰り広げる男同士の激突がしっかりと描かれているのである。</p>
<p>本作は既にハリウッドでのリメイクが決定されているとのことだが、ハリウッド製はこのオリジナルを超えることが可能なのか?!<br />
また、ナ・ホンジン監督の次回作は、本作を超越するようなハードコアな作品に仕上げられるのか?!</p>

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		<pubDate>Tue, 29 Nov 2011 20:30:59 +0000</pubDate>
		<dc:creator>福本次郎</dc:creator>
				<category><![CDATA[見映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13188</guid>
		<description>やはり持つべきものは友、言い古されたことをさらりとしかししみじみと感じさせる。（点数　70点） (C)2011 IWC Productions, LLC 5年後生存率が50%なのに、実感がわかずどこか他人事のよう。母親は 過剰に干渉し、恋人は逃げ出してしまっても、対応に追われる自分を 別の自分が観察しているかのごとき距離感が心地よい。そんな、いつ もはにかんだ笑顔で感情をコントロールし、なるべく周囲に迷惑をか けまいと振る舞う主人公の心情が濃やかに描きこまれる。もちろん死 ぬのは怖い、だがじたばたする姿を見せるのもみっともない。重篤な 病に侵されながらも事実を受け止め、悲壮感を漂わせず淡々と治療を 受けていく過程が清々しい。 【ネタバレ注意】 ラジオ局に勤めるアダムは腰部のガンと診断され、抗ガン剤の点滴を 受ける。病院への送り迎えをしてくれていたガールフレンドは去り、 親友のカイルとつるんでいるが、徐々に体調が悪化していく。 病状の進行による体の変化よりも、彼の病気を知った人々の変化にア ダムは戸惑う。憐れみを含んだ目で見られたり、必要以上に気を回さ れたり、特別扱いのせいで居心地悪い思いをする。だが、カイルだけ はアダムのガンを利用してナンパしたりするなど、アダムが落ち込ま ないように笑わせ励ましてくれる。 やがて行状は悪化し、手術しないと助からなくなるが、そんな時もカ イルはいつもアダムのそばにいる。やはり持つべきものは友、言い古 されたことをさらりとしかししみじみと感じさせるその後の仕掛けは 非常に洗練されていた。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>やはり持つべきものは友、言い古されたことをさらりとしかししみじみと感じさせる。（点数　70点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/11/50.jpg" border="0" /><br />
(C)2011 IWC Productions, LLC
</p>
<p>5年後生存率が50%なのに、実感がわかずどこか他人事のよう。母親は<br />
過剰に干渉し、恋人は逃げ出してしまっても、対応に追われる自分を<br />
別の自分が観察しているかのごとき距離感が心地よい。そんな、いつ<br />
もはにかんだ笑顔で感情をコントロールし、なるべく周囲に迷惑をか<br />
けまいと振る舞う主人公の心情が濃やかに描きこまれる。もちろん死<br />
ぬのは怖い、だがじたばたする姿を見せるのもみっともない。重篤な<br />
病に侵されながらも事実を受け止め、悲壮感を漂わせず淡々と治療を<br />
受けていく過程が清々しい。</p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13188"></span></p>
<p>ラジオ局に勤めるアダムは腰部のガンと診断され、抗ガン剤の点滴を<br />
受ける。病院への送り迎えをしてくれていたガールフレンドは去り、<br />
親友のカイルとつるんでいるが、徐々に体調が悪化していく。</p>
<p>病状の進行による体の変化よりも、彼の病気を知った人々の変化にア<br />
ダムは戸惑う。憐れみを含んだ目で見られたり、必要以上に気を回さ<br />
れたり、特別扱いのせいで居心地悪い思いをする。だが、カイルだけ<br />
はアダムのガンを利用してナンパしたりするなど、アダムが落ち込ま<br />
ないように笑わせ励ましてくれる。</p>
<p>やがて行状は悪化し、手術しないと助からなくなるが、そんな時もカ<br />
イルはいつもアダムのそばにいる。やはり持つべきものは友、言い古<br />
されたことをさらりとしかししみじみと感じさせるその後の仕掛けは<br />
非常に洗練されていた。</p>

<p><a href="http://feedads.g.doubleclick.net/~a/rVEeoz58w--Q-_mpTKmpmsS1iCA/0/da"><img src="http://feedads.g.doubleclick.net/~a/rVEeoz58w--Q-_mpTKmpmsS1iCA/0/di" border="0" ismap="true"></img></a><br/>
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		<title>タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密</title>
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		<pubDate>Tue, 29 Nov 2011 20:26:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator>福本次郎</dc:creator>
				<category><![CDATA[見映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13187</guid>
		<description>3Dへの変換が体感型ゲーム機のシュミレーターに乗っている気分にさせてくれる。（点数　60点） (C)2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved. ちりばめられた財宝への手がかりは謎に満ち、容赦なく襲いかかって くる敵は何度撃退してもまた姿を現し、目くるめくカメラワークは疾 走するバイクのスピード感と飛行機が空中を舞う浮遊感を味あわせる。 映画は、息もつかせぬ展開で観客の目を釘付けにしようとする「レイ ダーズ」シリーズで徹底的に追及してきた冒険活劇の神髄を、洗練さ れた表現技術でスクリーンによみがえらせる。デジタル合成でハイパ ーリアルに再現された小道具や背景は実物以上の質感を持ち、登場人 物の所作や感情もより細かい筋肉の動きで見せ、人間の目では処理し きれないほどの膨大な情報量だ。 【ネタバレ注意】 記者のタンタンは帆船の模型に隠されていた財宝のありかが記された 羊皮紙のメッセージを見つけていたために、サッカリンという男に拉 致される。貨物船に移送されたタンタンはハドック船長と知り合う。 タンタンとハドックはサッカリンより先に3つ目のメッセージを手に入 れようとするが、当然サッカリンの執拗な追撃を受け、そのたびに機 転を利かせて危機を切り抜ける。貨物船からの脱出、飛行機での逃避 と不時着、そして軍船と海賊船の壮絶な海戦の記憶など壮大なスケー ルで描かれたシーンには圧倒されるばかりだ。 さらにモロッコを舞台にした大追跡劇はスピルバーグ作品のエッセン スがすべて凝縮され、3Dへの変換が体感型ゲーム機のシュミレーター に乗っている気分にさせてくれる。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>3Dへの変換が体感型ゲーム機のシュミレーターに乗っている気分にさせてくれる。（点数　60点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/11/tantan.jpg" border="0" /><br />
(C)2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
</p>
<p>ちりばめられた財宝への手がかりは謎に満ち、容赦なく襲いかかって<br />
くる敵は何度撃退してもまた姿を現し、目くるめくカメラワークは疾<br />
走するバイクのスピード感と飛行機が空中を舞う浮遊感を味あわせる。<br />
映画は、息もつかせぬ展開で観客の目を釘付けにしようとする「レイ<br />
ダーズ」シリーズで徹底的に追及してきた冒険活劇の神髄を、洗練さ<br />
れた表現技術でスクリーンによみがえらせる。デジタル合成でハイパ<br />
ーリアルに再現された小道具や背景は実物以上の質感を持ち、登場人<br />
物の所作や感情もより細かい筋肉の動きで見せ、人間の目では処理し<br />
きれないほどの膨大な情報量だ。</p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13187"></span></p>
<p>記者のタンタンは帆船の模型に隠されていた財宝のありかが記された<br />
羊皮紙のメッセージを見つけていたために、サッカリンという男に拉<br />
致される。貨物船に移送されたタンタンはハドック船長と知り合う。</p>
<p>タンタンとハドックはサッカリンより先に3つ目のメッセージを手に入<br />
れようとするが、当然サッカリンの執拗な追撃を受け、そのたびに機<br />
転を利かせて危機を切り抜ける。貨物船からの脱出、飛行機での逃避<br />
と不時着、そして軍船と海賊船の壮絶な海戦の記憶など壮大なスケー<br />
ルで描かれたシーンには圧倒されるばかりだ。</p>
<p>さらにモロッコを舞台にした大追跡劇はスピルバーグ作品のエッセン<br />
スがすべて凝縮され、3Dへの変換が体感型ゲーム機のシュミレーター<br />
に乗っている気分にさせてくれる。</p>

<p><a href="http://feedads.g.doubleclick.net/~a/mgmmMTiEu3CjEJNbbk5K7Z-dpq0/0/da"><img src="http://feedads.g.doubleclick.net/~a/mgmmMTiEu3CjEJNbbk5K7Z-dpq0/0/di" border="0" ismap="true"></img></a><br/>
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		<title>ハードロマンチッカー</title>
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		<comments>http://www.cinemaonline.jp/review/ken/13186.html#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 29 Nov 2011 20:22:27 +0000</pubDate>
		<dc:creator>福本次郎</dc:creator>
				<category><![CDATA[-低得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[見映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13186</guid>
		<description>触れると切れるギラギラした肉体性は危うさと脆さの両刃の剣、狂気が正気とも思える感覚を見事に体現していた。（点数　40点） (C)2011「ハードロマンチッカー」製作委員会 顔が腫れあがっても殴り続け、のた打ち回っても蹴り続ける。時に鉄 パイプや金属バットでぶちのめし、女でも手加減しない。喧嘩の強さ がものをいう荒れ果てた町、己の腕力と度胸を頼りに生きる一匹狼。 その研ぎ澄まされた目はいつ暴走のスイッチが入るかわからない危険 を孕んでいる。映画はそんな主人公の殺伐とした日常に観客を放り込 み、まるで異邦人のごとく方向性不明の不安を味わせてくれる。 【ネタバレ注意】 下関のチンピラ・グーは朝高の不良をボコったために朝高グループか ら追われる羽目になる。その後もトルエン売人などともトラブルを起 こすが、小倉のヤクザにスカウトされてクラブのマネージャーになる。 グーは在日朝鮮人でありながら日本人とつるんで朝鮮人たちと距離を 置いている。一方で日本人から信頼を得ているわけではない、地元の 不良コミュニティでは中途半端なポジション。ところが、グーは決し てアイデンティティに悩んだりせず、ただ自ら火種を撒き、拳をふる い鉄パイプを振り回して立場を悪くしていく。グーを演じる松田翔太 の、触れると切れるギラギラした肉体性は危うさと脆さの両刃の剣、 狂気が正気とも思える感覚を見事に体現していた。 だが、もう少し足元が不安定な若者のヒリヒリする痛みややり場のな い怒り・不満といった感情を描きこんで何らかの主張をすべきなので はないか。もしかして、メッセージのなさこそが、人生に希望を見い だせない現代の閉塞感を象徴していたのかもしれないが。。。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>触れると切れるギラギラした肉体性は危うさと脆さの両刃の剣、狂気が正気とも思える感覚を見事に体現していた。（点数　40点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/11/hard-roman-ticcer.jpg" border="0" /><br />
(C)2011「ハードロマンチッカー」製作委員会
</p>
<p>顔が腫れあがっても殴り続け、のた打ち回っても蹴り続ける。時に鉄<br />
パイプや金属バットでぶちのめし、女でも手加減しない。喧嘩の強さ<br />
がものをいう荒れ果てた町、己の腕力と度胸を頼りに生きる一匹狼。<br />
その研ぎ澄まされた目はいつ暴走のスイッチが入るかわからない危険<br />
を孕んでいる。映画はそんな主人公の殺伐とした日常に観客を放り込<br />
み、まるで異邦人のごとく方向性不明の不安を味わせてくれる。</p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13186"></span></p>
<p>下関のチンピラ・グーは朝高の不良をボコったために朝高グループか<br />
ら追われる羽目になる。その後もトルエン売人などともトラブルを起<br />
こすが、小倉のヤクザにスカウトされてクラブのマネージャーになる。</p>
<p>グーは在日朝鮮人でありながら日本人とつるんで朝鮮人たちと距離を<br />
置いている。一方で日本人から信頼を得ているわけではない、地元の<br />
不良コミュニティでは中途半端なポジション。ところが、グーは決し<br />
てアイデンティティに悩んだりせず、ただ自ら火種を撒き、拳をふる<br />
い鉄パイプを振り回して立場を悪くしていく。グーを演じる松田翔太<br />
の、触れると切れるギラギラした肉体性は危うさと脆さの両刃の剣、<br />
狂気が正気とも思える感覚を見事に体現していた。</p>
<p>だが、もう少し足元が不安定な若者のヒリヒリする痛みややり場のな<br />
い怒り・不満といった感情を描きこんで何らかの主張をすべきなので<br />
はないか。もしかして、メッセージのなさこそが、人生に希望を見い<br />
だせない現代の閉塞感を象徴していたのかもしれないが。。。 </p>

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		<title>アーサー・クリスマスの大冒険</title>
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		<pubDate>Tue, 29 Nov 2011 20:17:11 +0000</pubDate>
		<dc:creator>福本次郎</dc:creator>
				<category><![CDATA[見映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13185</guid>
		<description>戦争映画とスパイアクションを融合したスタイルのプレゼント配布大作戦は、圧倒的なスリルとスピード感で見る者の目を引き付けて離さない。（点数　60点） 夜空を覆い尽くす巨大なステルス機から数百人のレンジャー隊員が街 に降下、窓や煙突から民家に忍びこんでロックを解除して、子供たち が寝静まった部屋にプレゼントを置いて誰にも見つからずに撤収する。 戦争映画とスパイアクションを融合したスタイルのプレゼント配布大 作戦は、圧倒的なスリルとスピード感で見る者の目を引き付けて離さ ない。映画は、クリスマスイブの夜、世界中の子供たちの願いを叶え るサンタクロース一家と妖精たちの奮闘ぶりから、ブランドイメージ を守る大切さを説く。 【ネタバレ注意】 サンタクロースとその長男・スティーブはプレゼントの配達を終える が、一人の少女に渡し忘れてしまう。弟のアーサーはおじいサンタと ともに古いそりとトナカイでプレゼントを届けに行く。 もはやサンタの仕事も効率を競う時代、大胆な機械化とIT化で作業能 率は大幅アップしている。だが、スティーブはただ時間内に業務を終 えることが目的になっている。一方、サンタクロースの一族として何 一つ満足にできないアーサーは子供たちへの思いだけは強く、少女の 夢を壊すのは断固拒否。そんな彼の決意が冒険の旅に駆り立てる。 “CGによってアニメは飛躍的に表現力をつけたが手書きアニメの頃の ぬくもりを伝える魂を忘れたわけではない”。映画製作者自身が、プ レゼントを直接デリバリーするアーサーの活躍を通じて、そう宣言し ているように思えた。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>戦争映画とスパイアクションを融合したスタイルのプレゼント配布大作戦は、圧倒的なスリルとスピード感で見る者の目を引き付けて離さない。（点数　60点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/11/arthur-christmas.jpg" border="0" />
</p>
<p>夜空を覆い尽くす巨大なステルス機から数百人のレンジャー隊員が街<br />
に降下、窓や煙突から民家に忍びこんでロックを解除して、子供たち<br />
が寝静まった部屋にプレゼントを置いて誰にも見つからずに撤収する。<br />
戦争映画とスパイアクションを融合したスタイルのプレゼント配布大<br />
作戦は、圧倒的なスリルとスピード感で見る者の目を引き付けて離さ<br />
ない。映画は、クリスマスイブの夜、世界中の子供たちの願いを叶え<br />
るサンタクロース一家と妖精たちの奮闘ぶりから、ブランドイメージ<br />
を守る大切さを説く。</p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13185"></span></p>
<p>サンタクロースとその長男・スティーブはプレゼントの配達を終える<br />
が、一人の少女に渡し忘れてしまう。弟のアーサーはおじいサンタと<br />
ともに古いそりとトナカイでプレゼントを届けに行く。</p>
<p>もはやサンタの仕事も効率を競う時代、大胆な機械化とIT化で作業能<br />
率は大幅アップしている。だが、スティーブはただ時間内に業務を終<br />
えることが目的になっている。一方、サンタクロースの一族として何<br />
一つ満足にできないアーサーは子供たちへの思いだけは強く、少女の<br />
夢を壊すのは断固拒否。そんな彼の決意が冒険の旅に駆り立てる。</p>
<p>“CGによってアニメは飛躍的に表現力をつけたが手書きアニメの頃の<br />
ぬくもりを伝える魂を忘れたわけではない”。映画製作者自身が、プ<br />
レゼントを直接デリバリーするアーサーの活躍を通じて、そう宣言し<br />
ているように思えた。 </p>

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		<title>ツレがうつになりまして。</title>
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		<pubDate>Fri, 25 Nov 2011 20:33:28 +0000</pubDate>
		<dc:creator>山口拓朗</dc:creator>
				<category><![CDATA[感映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13183</guid>
		<description>大切なパートナーとの観賞をオススメしたい。（点数　75点） (C) 2011「ツレがうつになりまして。」製作委員会 かつて花粉症がじわじわと国民病として台頭してきたように、近い将来、うつ病もまた国民病になってしまうのか？　 そんな推測すら「当たらずといえども遠からず」な気配が漂う今日このごろ、細川貂々のベストセラーコミック原作の映画『ツレがうつになりまして。』は、多くの人が漠然としか把握していない「うつ病」について、正しい情報を伝えるという啓蒙的役割を果たしている。 高崎晴子（宮崎あおい）は、まじめで完璧主義の夫のツレ（堺雅人）、そしてイグアナのイグと暮らしている。 ある日、体調を崩したツレが病院でうつ病（心因性うつ病）の診断を受ける。 ツレの変化にまったく気付かなかった晴子は、妻としての至らなさを反省する一方で、うつ病の原因が会社でのストレスにあったことからツレに退職を迫る。 会社を辞めたツレは少しずつ体調を回復させているように見えたが……。 誰がなってもおかしくない――。このセリフも、花粉症同様に、うつ病を表現するときに、よく使われる言葉だ。 しかし、病気の特性とメカニズムを正しく理解すれば、おそらくうつ病は、花粉症よりも予防しやすい病気なのではないだろうか？ そう感じたのは、この映画が、ツレの&amp;#8221;几帳面がすぎる&amp;#8221;所作（つまりは思考）を通じて、うつ病になりやすい傾向の人間と、うつ病の症状を適確に描いているからだ。 傾向があるということは、対策が可能ということだ。 老婆心ながら、ツレの性格に共感できてしまう人、あるいはツレが襲われる症状に身に覚えのある人は、生活や職場環境、あるいは思考や習慣をいち早く変えたほうがいいだろう。 どう変えたらいいかは、夫婦の同居人であるイグが、その存在をもってして教えてくれる。 この映画が、ツレ一人の単なる闘病記であるなら、さほど高い評価を与える必要はなかった。 ところが本作では、絶妙な距離感で精神的にツレをサポートする妻の物語も描かれている。 なにも、病気になった人間の人生だけが波瀾万丈なわけではなく、それを見守る人間にもまた波瀾万丈はある。 その平等・公平な視線が、この作品に説得力を与えている。 「1シークエンス＝1エピソード」の形態で進む小気味の良い展開と、ツレと妻の複眼が盛り込まれている点、そして、同居人であるイグの&amp;#8221;あり方&amp;#8221;に、うつ病克服のヒントを重ねている点などが、映画としての妙味といえるだろう。 大河ドラマ『篤姫』でも夫婦役を演じた堺雅人と宮崎あおいが、イマドキ風の夫婦を抜群のコンビネーションで演じている。 潜在的なうつ病患者に警笛を鳴らすシリアスさの一方で、夫婦の絆と成長をユーモアを交えて描き、ハートウォームな感動も与えてくれる『ツレうつ』。 大切なパートナーとの観賞をオススメしたい。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>大切なパートナーとの観賞をオススメしたい。（点数　75点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/10/ture.jpg" border="0" /><br />
(C) 2011「ツレがうつになりまして。」製作委員会
</p>
<p>かつて花粉症がじわじわと国民病として台頭してきたように、近い将来、うつ病もまた国民病になってしまうのか？　</p>
<p>そんな推測すら「当たらずといえども遠からず」な気配が漂う今日このごろ、細川貂々のベストセラーコミック原作の映画『ツレがうつになりまして。』は、多くの人が漠然としか把握していない「うつ病」について、正しい情報を伝えるという啓蒙的役割を果たしている。</p>
<p><span id="more-13183"></span></p>
<p>高崎晴子（宮崎あおい）は、まじめで完璧主義の夫のツレ（堺雅人）、そしてイグアナのイグと暮らしている。<br />
ある日、体調を崩したツレが病院でうつ病（心因性うつ病）の診断を受ける。<br />
ツレの変化にまったく気付かなかった晴子は、妻としての至らなさを反省する一方で、うつ病の原因が会社でのストレスにあったことからツレに退職を迫る。<br />
会社を辞めたツレは少しずつ体調を回復させているように見えたが……。</p>
<p>誰がなってもおかしくない――。このセリフも、花粉症同様に、うつ病を表現するときに、よく使われる言葉だ。<br />
しかし、病気の特性とメカニズムを正しく理解すれば、おそらくうつ病は、花粉症よりも予防しやすい病気なのではないだろうか？</p>
<p>そう感じたのは、この映画が、ツレの&#8221;几帳面がすぎる&#8221;所作（つまりは思考）を通じて、うつ病になりやすい傾向の人間と、うつ病の症状を適確に描いているからだ。<br />
傾向があるということは、対策が可能ということだ。</p>
<p>老婆心ながら、ツレの性格に共感できてしまう人、あるいはツレが襲われる症状に身に覚えのある人は、生活や職場環境、あるいは思考や習慣をいち早く変えたほうがいいだろう。<br />
どう変えたらいいかは、夫婦の同居人であるイグが、その存在をもってして教えてくれる。</p>
<p>この映画が、ツレ一人の単なる闘病記であるなら、さほど高い評価を与える必要はなかった。<br />
ところが本作では、絶妙な距離感で精神的にツレをサポートする妻の物語も描かれている。<br />
なにも、病気になった人間の人生だけが波瀾万丈なわけではなく、それを見守る人間にもまた波瀾万丈はある。<br />
その平等・公平な視線が、この作品に説得力を与えている。</p>
<p>「1シークエンス＝1エピソード」の形態で進む小気味の良い展開と、ツレと妻の複眼が盛り込まれている点、そして、同居人であるイグの&#8221;あり方&#8221;に、うつ病克服のヒントを重ねている点などが、映画としての妙味といえるだろう。</p>
<p>大河ドラマ『篤姫』でも夫婦役を演じた堺雅人と宮崎あおいが、イマドキ風の夫婦を抜群のコンビネーションで演じている。<br />
潜在的なうつ病患者に警笛を鳴らすシリアスさの一方で、夫婦の絆と成長をユーモアを交えて描き、ハートウォームな感動も与えてくれる『ツレうつ』。<br />
大切なパートナーとの観賞をオススメしたい。</p>

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		<title>RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ</title>
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		<comments>http://www.cinemaonline.jp/review/ken/13180.html#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 24 Nov 2011 02:35:30 +0000</pubDate>
		<dc:creator>福本次郎</dc:creator>
				<category><![CDATA[見映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13180</guid>
		<description>日々の出来事にはすべて人の思いがこもっていることを思い出させてくれる作品だった。（点数　60点） (C)2011「RAILWAYS2」製作委員会 妻を労ってやるのが思いやりと考えている夫、しかし妻が求めていた のは優しさなどではなく夫の理解。家族のために頑張ってきたと信じ ている彼と、これからは自分のために時間を使いたい彼女は、それぞ れが転機を迎えて決断を下す。峻嶮な山脈が町に迫り、単線を2両電車 が走る田園、そして人々の小さな日常。平凡な人生にもひとつひとつ にドラマがあり、日々の出来事にはすべて人の思いがこもっているこ とを思い出させてくれる作品だった。 【ネタバレ注意】 定年まであと1カ月になった運転士の滝島は、妻の佐和子から「看護師 として働きたい」といわれる。頭ごなしに反対すると佐和子は家出、 結婚指輪と共に離婚届を残していく。 30年以上も無事故無違反を続けた滝島は、新人の指導担当になっても 無駄口ひとつきかない。まじめそのものの実直さは運転士の資質に必 要なものなのだろう。だが、秩序や正確さを優先する性格は、家庭で は退屈で融通の利かない夫・父と妻子の目に映っている。そんな滝島 の胸に、夫婦円満の秘訣はけんかした時はまず己に原因がないか省み るという同僚の言葉が突き刺さる。 一方で、三行半を突き付けた佐和子もどこかで滝島が折れるのを期待 している。愛はもう冷めた、でもなんか使い慣れた道具のような愛着 をお互いに持っている。ふたりの微妙にすれ違う感情をカメラは丁寧 に掬い取り、年齢を重ねた者だけに許された味わい深い共感を呼ぶ。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>日々の出来事にはすべて人の思いがこもっていることを思い出させてくれる作品だった。（点数　60点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/11/railways.jpg" border="0" /><br />
(C)2011「RAILWAYS2」製作委員会
</p>
<p>妻を労ってやるのが思いやりと考えている夫、しかし妻が求めていた<br />
のは優しさなどではなく夫の理解。家族のために頑張ってきたと信じ<br />
ている彼と、これからは自分のために時間を使いたい彼女は、それぞ<br />
れが転機を迎えて決断を下す。峻嶮な山脈が町に迫り、単線を2両電車<br />
が走る田園、そして人々の小さな日常。平凡な人生にもひとつひとつ<br />
にドラマがあり、日々の出来事にはすべて人の思いがこもっているこ<br />
とを思い出させてくれる作品だった。</p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13180"></span></p>
<p>定年まであと1カ月になった運転士の滝島は、妻の佐和子から「看護師<br />
として働きたい」といわれる。頭ごなしに反対すると佐和子は家出、<br />
結婚指輪と共に離婚届を残していく。</p>
<p>30年以上も無事故無違反を続けた滝島は、新人の指導担当になっても<br />
無駄口ひとつきかない。まじめそのものの実直さは運転士の資質に必<br />
要なものなのだろう。だが、秩序や正確さを優先する性格は、家庭で<br />
は退屈で融通の利かない夫・父と妻子の目に映っている。そんな滝島<br />
の胸に、夫婦円満の秘訣はけんかした時はまず己に原因がないか省み<br />
るという同僚の言葉が突き刺さる。</p>
<p>一方で、三行半を突き付けた佐和子もどこかで滝島が折れるのを期待<br />
している。愛はもう冷めた、でもなんか使い慣れた道具のような愛着<br />
をお互いに持っている。ふたりの微妙にすれ違う感情をカメラは丁寧<br />
に掬い取り、年齢を重ねた者だけに許された味わい深い共感を呼ぶ。</p>

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		<title>ラブ・アゲイン</title>
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		<comments>http://www.cinemaonline.jp/review/ken/13179.html#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 24 Nov 2011 02:29:24 +0000</pubDate>
		<dc:creator>福本次郎</dc:creator>
				<category><![CDATA[見映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13179</guid>
		<description>コミカルな演出とエスプリのきいたセリフで最後までテンポよく楽しませてくれる作品だった。 （点数　60点） (C)2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. テーブルの下で足を絡ませ、磨き上げた靴のつま先で囁きあう男と女。 ディナーの後の愉しみを先取りするかのようなエロティックなショッ トの直後、冴えないスニーカーを履いた男の足が映される。もちろん 会話は弾まず女は退屈している。そんな、男の魅力磨きを怠った夫を 見限った妻の苛立ちを足元のみで表現する導入部はセクシーなほど洗 練され、たちまち物語の中に引き込んでくれる。 【ネタバレ注意】 妻のエミリーに離婚を切り出されたキャルがバーで飲んだくれている と、ナンパ師のジェイコブに声をかけられる。キャルはイケてるオヤ ジを目指すべくジェイコブの指南を受け、センスを改造してもらう。 変身したキャルは次々と女を口説き一人暮らしの寂しさを埋めようと するが、エミリーへの未練は絶ち難く胸の空白は満たされない。一方 でジェイコブは司法研修生のハンナに直感を覚える。さらに息子のロ ビーがベビーシッターのジェシカに熱を上げるが、なぜかジェシカは キャルに憧れている。 キャルを取り巻く人間関係は複雑に絡み合うが、みなフリーセックス を謳歌しながらも魂のレベルで惹きつけ合う異性を探し求めている。 人生における幸福とは物質的な豊かさではない、愛情と信頼で結ばれ た相手を見つけることだという手垢のついたテーマながら、巧みな伏 線と先の読めない展開、コミカルな演出とエスプリのきいたセリフで 最後までテンポよく楽しませてくれる作品だった。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>コミカルな演出とエスプリのきいたセリフで最後までテンポよく楽しませてくれる作品だった。 （点数　60点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/11/love.jpg" border="0" /><br />
(C)2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
</p>
<p>テーブルの下で足を絡ませ、磨き上げた靴のつま先で囁きあう男と女。<br />
ディナーの後の愉しみを先取りするかのようなエロティックなショッ<br />
トの直後、冴えないスニーカーを履いた男の足が映される。もちろん<br />
会話は弾まず女は退屈している。そんな、男の魅力磨きを怠った夫を<br />
見限った妻の苛立ちを足元のみで表現する導入部はセクシーなほど洗<br />
練され、たちまち物語の中に引き込んでくれる。</p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13179"></span></p>
<p>妻のエミリーに離婚を切り出されたキャルがバーで飲んだくれている<br />
と、ナンパ師のジェイコブに声をかけられる。キャルはイケてるオヤ<br />
ジを目指すべくジェイコブの指南を受け、センスを改造してもらう。</p>
<p>変身したキャルは次々と女を口説き一人暮らしの寂しさを埋めようと<br />
するが、エミリーへの未練は絶ち難く胸の空白は満たされない。一方<br />
でジェイコブは司法研修生のハンナに直感を覚える。さらに息子のロ<br />
ビーがベビーシッターのジェシカに熱を上げるが、なぜかジェシカは<br />
キャルに憧れている。</p>
<p>キャルを取り巻く人間関係は複雑に絡み合うが、みなフリーセックス<br />
を謳歌しながらも魂のレベルで惹きつけ合う異性を探し求めている。<br />
人生における幸福とは物質的な豊かさではない、愛情と信頼で結ばれ<br />
た相手を見つけることだという手垢のついたテーマながら、巧みな伏<br />
線と先の読めない展開、コミカルな演出とエスプリのきいたセリフで<br />
最後までテンポよく楽しませてくれる作品だった。 </p>

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		<title>テイカーズ</title>
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		<pubDate>Tue, 22 Nov 2011 22:33:06 +0000</pubDate>
		<dc:creator>佐々木貴之</dc:creator>
				<category><![CDATA[狂映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13178</guid>
		<description>アクション以外にも、スタイリッシュな映像が非常にクールであり、近年のクライム･サスペンス作品らしいカッコ良さが魅力的だ!!（点数　75点） (c)2010 Screen Gems, Inc. All Rights Reserved. アクション映画にも関わらず、全米では若い女性にウケが良かったという本作は、マット･ディロンをはじめ、ポール･ウォーカー、へイデン･クリステンセン、R&amp;#038;Bシンガーのクリス･ブラウン、ラッパーのT.Iら豪華かつ男前スターが顔を揃えたからだろう。 銀行強盗団“テイカーズ”は年に一度の大仕事で確実に大金を得て、あとは優雅な暮らしを満喫するセレブ野郎ども。 そんな彼らをジャック（マット･ディロン）と相棒エディ(ジェイ･ヘルナンデス)の二人の刑事が必死に追跡し、少ない手がかりからその核心へと迫っていく。 そんな折、かつての仲間ゴーストが出所し、メンバーにかつてない大掛かりな強盗計画を持ちかけ、この計画に乗ったのはいいが、最大の窮地に立たされるハメになる･･･。 ヘリの大爆破、痛々しい格闘バイオレンス、銃撃戦、ダイナミックな強盗の手口と中盤に至るまで見せ場が展開されるが、中盤以降はアクションシーンもパワーアップする。 まずは、ゴーストが持ちかけた計画の実行シーンで、市街地の地面が大爆発し、ポール･ウォーカー扮するジョンがゴツい現金輸送車の運転席に乗り込んで市街地のパニックをさらにヒートアップさせる。 続いて、クリス･ブラウンがジャック&amp;#038;エディに追われるシーンでは、クリスがアクションスター顔負けの身体能力バツグンのランニング･アクションを披露!!走行中の車に何度も追突しては突っ走り、高所からジャンプといった危険なシーンに身体を張って真っ向から挑戦し、彼のバツグンの運動神経と跳躍力に驚愕させられること間違いなしだ!! その後はホテルの一室にてロシアン･マフィア三人組との大銃撃戦が繰り広げられ、これがまた終盤に相応しい大掛かりな見せ場であり、壮大なアクションシーンとして仕上がっているのだ!! アクション以外にも、スタイリッシュな映像が非常にクールであり、近年のクライム･サスペンス作品らしいカッコ良さが魅力的だ!!</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>アクション以外にも、スタイリッシュな映像が非常にクールであり、近年のクライム･サスペンス作品らしいカッコ良さが魅力的だ!!（点数　75点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/11/takers.jpg" border="0" />
(c)2010 Screen Gems, Inc. All Rights Reserved.
</p>
<p>アクション映画にも関わらず、全米では若い女性にウケが良かったという本作は、マット･ディロンをはじめ、ポール･ウォーカー、へイデン･クリステンセン、R&#038;Bシンガーのクリス･ブラウン、ラッパーのT.Iら豪華かつ男前スターが顔を揃えたからだろう。</p>
<p><span id="more-13178"></span></p>
<p>銀行強盗団“テイカーズ”は年に一度の大仕事で確実に大金を得て、あとは優雅な暮らしを満喫するセレブ野郎ども。<br />
そんな彼らをジャック（マット･ディロン）と相棒エディ(ジェイ･ヘルナンデス)の二人の刑事が必死に追跡し、少ない手がかりからその核心へと迫っていく。<br />
そんな折、かつての仲間ゴーストが出所し、メンバーにかつてない大掛かりな強盗計画を持ちかけ、この計画に乗ったのはいいが、最大の窮地に立たされるハメになる･･･。</p>
<p>ヘリの大爆破、痛々しい格闘バイオレンス、銃撃戦、ダイナミックな強盗の手口と中盤に至るまで見せ場が展開されるが、中盤以降はアクションシーンもパワーアップする。<br />
まずは、ゴーストが持ちかけた計画の実行シーンで、市街地の地面が大爆発し、ポール･ウォーカー扮するジョンがゴツい現金輸送車の運転席に乗り込んで市街地のパニックをさらにヒートアップさせる。<br />
続いて、クリス･ブラウンがジャック&#038;エディに追われるシーンでは、クリスがアクションスター顔負けの身体能力バツグンのランニング･アクションを披露!!走行中の車に何度も追突しては突っ走り、高所からジャンプといった危険なシーンに身体を張って真っ向から挑戦し、彼のバツグンの運動神経と跳躍力に驚愕させられること間違いなしだ!!<br />
その後はホテルの一室にてロシアン･マフィア三人組との大銃撃戦が繰り広げられ、これがまた終盤に相応しい大掛かりな見せ場であり、壮大なアクションシーンとして仕上がっているのだ!!</p>
<p>アクション以外にも、スタイリッシュな映像が非常にクールであり、近年のクライム･サスペンス作品らしいカッコ良さが魅力的だ!!</p>

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		<title>アントキノイノチ</title>
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		<pubDate>Mon, 21 Nov 2011 21:27:25 +0000</pubDate>
		<dc:creator>福本次郎</dc:creator>
				<category><![CDATA[見映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13175</guid>
		<description>絶望と死の影に押しつぶされそうなゆっくりとしたテンポの映像からは、繊細な主人公の喪失感が重くのしかかってくるようだ。（点数　70点） (C)2011「アントキノイノチ」製作委員会 遺品に焼き付けられた故人の思い、それは残された者に思い出となっ て直接語りかけてくる。愛した記憶、愛された記憶、忘れていた場面 が脳裏によみがえる時、人は命のつながりを感じるのだ。一方で、無 念をいだたまま死んだ人、過去を共有する血縁者のいない人もいる。 それでも、他人に覚えていてもらうことで、確かに存在したという証 を残す。物語は、心が壊れた青年が遺品整理の現場で働くうちに、す べての人間は誰かと繋がっていると気づいていく過程を描く。絶望と 死の影に押しつぶされそうなゆっくりとしたテンポの映像からは、繊 細な主人公の喪失感が重くのしかかってくるようだ。 【ネタバレ注意】 高校時代、親友の自殺で精神のバランスを失った杏平は遺品整理業者 で働き始める。ハエやゴキブリがわき、ごみが散乱する孤独死のアパ ートを片付けるうちに、生きるとは何かを考え始める。 誰にも看取られずに逝った人々は、何らかの理由で家族と音信不通に なった人ばかり。だが、遺族に憎まれ遺産すら引き取りを拒否される 人でも、本当は家族に会いたい気持ちを引きずっていた事実がモノを 通じて語られる。杏平はそういった経験を積むうちに、己の人生もま た両親や友人と確実に影響し合っているのを学んでいく。 特に老人ホームで息を引き取った女性の夫が留守電のテープを繰り返 し聞いて妻の願いを知るシーンは、人は死んでも苦楽を共にした人の 胸の内で輝き続けることを思い出させてくれる。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>絶望と死の影に押しつぶされそうなゆっくりとしたテンポの映像からは、繊細な主人公の喪失感が重くのしかかってくるようだ。（点数　70点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/11/antoki.jpg" border="0" /><br />
(C)2011「アントキノイノチ」製作委員会
</p>
<p>遺品に焼き付けられた故人の思い、それは残された者に思い出となっ<br />
て直接語りかけてくる。愛した記憶、愛された記憶、忘れていた場面<br />
が脳裏によみがえる時、人は命のつながりを感じるのだ。一方で、無<br />
念をいだたまま死んだ人、過去を共有する血縁者のいない人もいる。<br />
それでも、他人に覚えていてもらうことで、確かに存在したという証<br />
を残す。物語は、心が壊れた青年が遺品整理の現場で働くうちに、す<br />
べての人間は誰かと繋がっていると気づいていく過程を描く。絶望と<br />
死の影に押しつぶされそうなゆっくりとしたテンポの映像からは、繊<br />
細な主人公の喪失感が重くのしかかってくるようだ。</p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13175"></span></p>
<p>高校時代、親友の自殺で精神のバランスを失った杏平は遺品整理業者<br />
で働き始める。ハエやゴキブリがわき、ごみが散乱する孤独死のアパ<br />
ートを片付けるうちに、生きるとは何かを考え始める。</p>
<p>誰にも看取られずに逝った人々は、何らかの理由で家族と音信不通に<br />
なった人ばかり。だが、遺族に憎まれ遺産すら引き取りを拒否される<br />
人でも、本当は家族に会いたい気持ちを引きずっていた事実がモノを<br />
通じて語られる。杏平はそういった経験を積むうちに、己の人生もま<br />
た両親や友人と確実に影響し合っているのを学んでいく。</p>
<p>特に老人ホームで息を引き取った女性の夫が留守電のテープを繰り返<br />
し聞いて妻の願いを知るシーンは、人は死んでも苦楽を共にした人の<br />
胸の内で輝き続けることを思い出させてくれる。</p>

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		<title>新少林寺</title>
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		<pubDate>Mon, 21 Nov 2011 21:23:09 +0000</pubDate>
		<dc:creator>福本次郎</dc:creator>
				<category><![CDATA[見映画批評]]></category>

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		<description>頭を丸めて煩悩を払おうとする候杰の決意は、人は何歳になってもやり直せることを教えてくれる。（点数　60点） (C)2011 Emperor Classic Films Company Limited All Rights Reserved 拳銃や小銃を持った兵士に対しても手にする武器は棍棒や剣。武術鍛 錬を通じて己を高めようとする僧たちは、圧倒的な不利にもかかわら ず敵に背中を見せない。それは西洋の物質文明には屈しない、科学力 では劣っていても4000年の歴史を持つ文化の力では決して負けていな いという中国人の矜持。革命と内戦・欧米の介入、時代の荒波は外界 とは隔絶した寺院の中で修業を積む僧たちにも襲い掛かり、容赦なく 戦乱に巻き込んでいく。 【ネタバレ注意】 辛亥革命直後、軍閥の指揮官・候杰は少林寺に逃げ込んだ敵将を殺害 する。その後、義兄でもある将軍を暗殺しようとするが、腹心の部下 ・曹蛮の裏切りにあい、重傷の娘を抱えて少林寺に助けを求める。 かつて土足で蹂躙した少林寺の僧たちに救われて、候杰は過去を見つ めなおす。権力のみを目的に生きていた人生が、自分を信頼してくれ ていた将軍の寝首をかくつもりが信頼していた部下に足元をすくわれ る結果に終わった皮肉。一方で僧たちは慈善事業に励み、武術を学ん でもそれを自己の欲望を満たすために使わず、魂の高みを目指してい る。そんな彼らの生き方に触れ、頭を丸めて煩悩を払おうとする候杰 の決意は、人は何歳になってもやり直せることを教えてくれる。 人が作ったものはいつか壊される、しかし、人が伝え守ってきた少林 寺の精神は途絶えはしない、雪の降る中修練に励む少年僧たちの姿は 1500年受け継がれてきた少林寺の思想と次世代への希望を象徴する。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>頭を丸めて煩悩を払おうとする候杰の決意は、人は何歳になってもやり直せることを教えてくれる。（点数　60点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/11/shin.jpg" border="0" /><br />
(C)2011 Emperor Classic Films Company Limited All Rights Reserved
</p>
<p>拳銃や小銃を持った兵士に対しても手にする武器は棍棒や剣。武術鍛<br />
錬を通じて己を高めようとする僧たちは、圧倒的な不利にもかかわら<br />
ず敵に背中を見せない。それは西洋の物質文明には屈しない、科学力<br />
では劣っていても4000年の歴史を持つ文化の力では決して負けていな<br />
いという中国人の矜持。革命と内戦・欧米の介入、時代の荒波は外界<br />
とは隔絶した寺院の中で修業を積む僧たちにも襲い掛かり、容赦なく<br />
戦乱に巻き込んでいく。</p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13174"></span></p>
<p>辛亥革命直後、軍閥の指揮官・候杰は少林寺に逃げ込んだ敵将を殺害<br />
する。その後、義兄でもある将軍を暗殺しようとするが、腹心の部下<br />
・曹蛮の裏切りにあい、重傷の娘を抱えて少林寺に助けを求める。</p>
<p>かつて土足で蹂躙した少林寺の僧たちに救われて、候杰は過去を見つ<br />
めなおす。権力のみを目的に生きていた人生が、自分を信頼してくれ<br />
ていた将軍の寝首をかくつもりが信頼していた部下に足元をすくわれ<br />
る結果に終わった皮肉。一方で僧たちは慈善事業に励み、武術を学ん<br />
でもそれを自己の欲望を満たすために使わず、魂の高みを目指してい<br />
る。そんな彼らの生き方に触れ、頭を丸めて煩悩を払おうとする候杰<br />
の決意は、人は何歳になってもやり直せることを教えてくれる。</p>
<p>人が作ったものはいつか壊される、しかし、人が伝え守ってきた少林<br />
寺の精神は途絶えはしない、雪の降る中修練に励む少年僧たちの姿は<br />
1500年受け継がれてきた少林寺の思想と次世代への希望を象徴する。 </p>

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		<title>指輪をはめたい</title>
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		<pubDate>Mon, 21 Nov 2011 21:18:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator>福本次郎</dc:creator>
				<category><![CDATA[見映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13173</guid>
		<description>結婚を目の前にした男の、「この女でいいのか」の気持ちがリアルだ。（点数　50点） (C)2011 Kino Films. All Rights Reserved. 気がつくと3人の女が婚約者になっている。美しく頭脳も明晰な完璧な 同僚、セクシーでさばさばした性格の風俗嬢、古風で尽くすタイプだ がずれている人形劇師。それぞれに魅力を感じつつも、誰が本物の婚 約者か見当がつかない。映画はそんな主人公の幸せな災難をコミカル に描く。なくした記憶を取り戻すために彼女たちと愛を確認していく 姿は、まさに彼自身の自分探し。その過程で、1人を選べない心の弱さ が露呈していく。決められないのは逃げているだけ、結婚を目の前に した男の、「この女でいいのか」の気持ちがリアルだ。 【ネタバレ注意】 営業先で頭を打った輝彦は、恋人のデータをすっぽり忘れてしまう。 さらにかばんから婚約指輪が見つかり、我こそ婚約者と名乗る女が3人 現れる。わけのわからない輝彦は、謎の少女・エミに相談する。 3人の女はある意味、男の理想像ともいえる存在。ただ、その中から1 人に絞るとなるとみなどこか物足りず、踏ん切りがつかない。3人との 日替わりデートは楽しいはずなのに、結婚という現実が重くのしかか ってくると途端に憂欝なものになっていく。 それでも結論をズルズル先延ばしにする輝彦には、もはやモテモテの うらやましさより、悲壮感を覚える。あり得ない設定ながら、非常に ファンタジックな映像が独特の世界観を作り上げ、輝彦の逡巡を明る い苦悩に変えている。この物語に登場する女たちは、輝彦にもてあそ ばれた被害者なのに、皆輝彦に優しい。それは彼の人徳なのだろうか。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>結婚を目の前にした男の、「この女でいいのか」の気持ちがリアルだ。（点数　50点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/11/yubiwa.jpg" border="0" /><br />
(C)2011 Kino Films. All Rights Reserved.
</p>
<p>気がつくと3人の女が婚約者になっている。美しく頭脳も明晰な完璧な<br />
同僚、セクシーでさばさばした性格の風俗嬢、古風で尽くすタイプだ<br />
がずれている人形劇師。それぞれに魅力を感じつつも、誰が本物の婚<br />
約者か見当がつかない。映画はそんな主人公の幸せな災難をコミカル<br />
に描く。なくした記憶を取り戻すために彼女たちと愛を確認していく<br />
姿は、まさに彼自身の自分探し。その過程で、1人を選べない心の弱さ<br />
が露呈していく。決められないのは逃げているだけ、結婚を目の前に<br />
した男の、「この女でいいのか」の気持ちがリアルだ。</p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13173"></span></p>
<p>営業先で頭を打った輝彦は、恋人のデータをすっぽり忘れてしまう。<br />
さらにかばんから婚約指輪が見つかり、我こそ婚約者と名乗る女が3人<br />
現れる。わけのわからない輝彦は、謎の少女・エミに相談する。</p>
<p>3人の女はある意味、男の理想像ともいえる存在。ただ、その中から1<br />
人に絞るとなるとみなどこか物足りず、踏ん切りがつかない。3人との<br />
日替わりデートは楽しいはずなのに、結婚という現実が重くのしかか<br />
ってくると途端に憂欝なものになっていく。</p>
<p>それでも結論をズルズル先延ばしにする輝彦には、もはやモテモテの<br />
うらやましさより、悲壮感を覚える。あり得ない設定ながら、非常に<br />
ファンタジックな映像が独特の世界観を作り上げ、輝彦の逡巡を明る<br />
い苦悩に変えている。この物語に登場する女たちは、輝彦にもてあそ<br />
ばれた被害者なのに、皆輝彦に優しい。それは彼の人徳なのだろうか。</p>

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		<title>家族の庭</title>
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		<pubDate>Mon, 21 Nov 2011 21:13:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator>福本次郎</dc:creator>
				<category><![CDATA[見映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13172</guid>
		<description>少し己を客観視できず感情を抑制できないおばさんをレスリー・マンヴィルが好演。（点数　70点） (C)2010 UNTITLED 09 LIMITED, UK FILM COUNCIL AND CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION まるで沈黙を恐れるかのように絶え間なくしゃべり続ける中年女。寂 しさを隠そうとしている反面、孤独な心を理解してもらいたいと強く 願っているようでもある。夢はあった、そして叶った、しかし現実と いう嵐の前で徐々に色あせ、ついには無残に壊れてしまった。映画は そんな彼女の心境を赤いクルマで象徴する。きっといい人なのだろう、 ただ少し己を客観視できず感情を抑制できないおばさんをレスリー・ マンヴィルが好演。まだまだチャーミングだと思い込んで頑張ってい るけれど、どこかズレている女心のイタさと哀しさを見事に表現して いた。 【ネタバレ注意】 トムとジェリーの老夫婦と息子のジョーは良好な親子関係を築いてい る。ある日、ジェリーの同僚・メアリーを家に招くが、メアリーは男 運の悪さを嘆き中古車を買う予定を語った後、泥酔して眠りこける。 バーでちょっとセクシーな男に秋波を送ったり、独身のジョーに必死 でアプローチするメアリー。おそらく50歳は越えている、なのに恋の 現役にしがみつこうとする。その後もジョーの恋人・ケイティに対し て露骨な不快感と対抗心をむき出しにするシーンは滑稽で、女として の勝負は明白なのにそれでも「非」と「負け」に納得できずすねる姿 はむしろ憐れみすら誘うほどだった。 食卓ではふたりの弾む会話に口をはさめないメアリーの所在なさげな 表情が印象的だった。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>少し己を客観視できず感情を抑制できないおばさんをレスリー・マンヴィルが好演。（点数　70点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/11/kazoku.jpg" border="0" /><br />
(C)2010 UNTITLED 09 LIMITED, UK FILM COUNCIL AND CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION
</p>
<p>まるで沈黙を恐れるかのように絶え間なくしゃべり続ける中年女。寂<br />
しさを隠そうとしている反面、孤独な心を理解してもらいたいと強く<br />
願っているようでもある。夢はあった、そして叶った、しかし現実と<br />
いう嵐の前で徐々に色あせ、ついには無残に壊れてしまった。映画は<br />
そんな彼女の心境を赤いクルマで象徴する。きっといい人なのだろう、<br />
ただ少し己を客観視できず感情を抑制できないおばさんをレスリー・<br />
マンヴィルが好演。まだまだチャーミングだと思い込んで頑張ってい<br />
るけれど、どこかズレている女心のイタさと哀しさを見事に表現して<br />
いた。</p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13172"></span></p>
<p>トムとジェリーの老夫婦と息子のジョーは良好な親子関係を築いてい<br />
る。ある日、ジェリーの同僚・メアリーを家に招くが、メアリーは男<br />
運の悪さを嘆き中古車を買う予定を語った後、泥酔して眠りこける。</p>
<p>バーでちょっとセクシーな男に秋波を送ったり、独身のジョーに必死<br />
でアプローチするメアリー。おそらく50歳は越えている、なのに恋の<br />
現役にしがみつこうとする。その後もジョーの恋人・ケイティに対し<br />
て露骨な不快感と対抗心をむき出しにするシーンは滑稽で、女として<br />
の勝負は明白なのにそれでも「非」と「負け」に納得できずすねる姿<br />
はむしろ憐れみすら誘うほどだった。</p>
<p>食卓ではふたりの弾む会話に口をはさめないメアリーの所在なさげな<br />
表情が印象的だった。</p>

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		<title>孔子の教え</title>
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		<pubDate>Tue, 15 Nov 2011 20:23:04 +0000</pubDate>
		<dc:creator>福本次郎</dc:creator>
				<category><![CDATA[見映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13169</guid>
		<description>当時の中国の文化・文明の洗練度の高さを再現する作業は難しかったに違いない。 （点数　60点） (C)2009 DADI CENTURY(BEIJING)LIMITED ALL RIGHTS RESERVED 学識と武術を兼ね備えた中国思想家の太祖、彼の目はすべてを見通す 一方で、あらゆるものを包み込む懐の深さも併せ持つ。物語は、そん な主人公が政に参加し、広く自身の思想を敷衍ようになった中年以降 にスポットを当て、人と人・人と社会の関わり合いの基本となる道徳 はいかにして生まれ流布されたかを描く。経世済民とは見識の高い者 が一般庶民をより幸福へ導く道。少数のエリートが国家を統治する中 国の伝統は2500年も前に確立されていたと思うと、衆愚政治に陥って いる今の日本の“民主主義”に疑問を持たずにはいられない。 【ネタバレ注意】 魯公に登用された孔子は、国の実権を握る3人の有力者から妨害を受けながらも奴隷殉葬を廃止するなど改革を実行していく。そして隣国・斉との同盟を結び、先代の失地を無血で取り戻す。 魯公に罷免された孔子は諸国漫遊の旅に出る。ひとり荒野をさまよう 孔子を弟子の顔回が待ち受け、後に多くの弟子が合流する。その際、 願回が馬車いっぱいの木簡を持参し、氷水に落ちた時も自らを犠牲に して木簡を拾い集めようとする。まだ紙も印刷術もなかった時代、学 問を志す者にとって書物は命だった事を象徴するエピソードだ。 他にも、箸を使わずに食事をしたり、椅子ではなく床に直接座ったり と、今までに語られたことのない中国の様式が珍しく、人々の暮らし もまだ質素。現存する史料が少ない中、当時の中国の文化・文明の洗 練度の高さを再現する作業は難しかったに違いない。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>当時の中国の文化・文明の洗練度の高さを再現する作業は難しかったに違いない。 （点数　60点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/11/kousi.jpg" border="0" /><br />
(C)2009 DADI CENTURY(BEIJING)LIMITED ALL RIGHTS RESERVED
</p>
<p>学識と武術を兼ね備えた中国思想家の太祖、彼の目はすべてを見通す<br />
一方で、あらゆるものを包み込む懐の深さも併せ持つ。物語は、そん<br />
な主人公が政に参加し、広く自身の思想を敷衍ようになった中年以降<br />
にスポットを当て、人と人・人と社会の関わり合いの基本となる道徳<br />
はいかにして生まれ流布されたかを描く。経世済民とは見識の高い者<br />
が一般庶民をより幸福へ導く道。少数のエリートが国家を統治する中<br />
国の伝統は2500年も前に確立されていたと思うと、衆愚政治に陥って<br />
いる今の日本の“民主主義”に疑問を持たずにはいられない。</p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13169"></span></p>
<p>魯公に登用された孔子は、国の実権を握る3人の有力者から妨害を受けながらも奴隷殉葬を廃止するなど改革を実行していく。そして隣国・斉との同盟を結び、先代の失地を無血で取り戻す。</p>
<p>魯公に罷免された孔子は諸国漫遊の旅に出る。ひとり荒野をさまよう<br />
孔子を弟子の顔回が待ち受け、後に多くの弟子が合流する。その際、<br />
願回が馬車いっぱいの木簡を持参し、氷水に落ちた時も自らを犠牲に<br />
して木簡を拾い集めようとする。まだ紙も印刷術もなかった時代、学<br />
問を志す者にとって書物は命だった事を象徴するエピソードだ。</p>
<p>他にも、箸を使わずに食事をしたり、椅子ではなく床に直接座ったり<br />
と、今までに語られたことのない中国の様式が珍しく、人々の暮らし<br />
もまだ質素。現存する史料が少ない中、当時の中国の文化・文明の洗<br />
練度の高さを再現する作業は難しかったに違いない。 </p>

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		<title>マネーボール</title>
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		<pubDate>Tue, 15 Nov 2011 20:14:21 +0000</pubDate>
		<dc:creator>福本次郎</dc:creator>
				<category><![CDATA[見映画批評]]></category>

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		<description>現代のプロ野球界がいかにマネタリズムに蝕まれているかがよくわかる作品だった。（点数　60点） (C)Columbia TriStar Marketing Group, Inc. All rights reserved. ファンのノスタルジアを刺激する野球の魅力とは一線を画し、過去の データだけを頼りに選手起用を決断する主人公。少ない予算で才能の ある選手を集め結果を導こうとする手法は、チームを強くする情熱に はあふれていても、野球に対する愛情は感じられない。それは若き日 に大志を抱いてプロ入りしたにもかかわらず選手としては大成しなか った者だから到達できた、“ビジネス”の感覚から生まれたものだ。 【ネタバレ注意】 アスレチックスのGM・ビリーは統計の専門家・ピーターをスタッフに 加えてチームの再建を図る。死四球を含めた出塁率で選手の能力を測 り、他球団から安い年俸で引き抜いた選手を積極的に試合に出す。 バント・盗塁はダメではスピードが失われる上、守備軽視は緻密さに 欠けるし、チームワークという概念を無視した方法論は点は入っても プレー水準を引き下げるもの。もはやベースボールは選手やファンの ものではなく、カネ儲けの手段すなわちマネーボールに堕ちてしまう。 野球経験もなくでっぷりと太ったメガネの数式おたく・ピーターこそ その象徴、選手は商品でしかなく成績とギャラで価値が決められる。 こんな野球、張本勲が見たら絶対に「喝！」と言うはずだ。 「夢」が動機の成功譚は胸を打つが「カネ」が動機では共感は呼ばな い。それをわかったうえであえて感動的なシーンを省いた演出が非常 にクールで、端正な映像とマッチしていた。現代のプロ野球界がいか にマネタリズムに蝕まれているかがよくわかる作品だった。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>現代のプロ野球界がいかにマネタリズムに蝕まれているかがよくわかる作品だった。（点数　60点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/11/money.jpg" border="0" /><br />
(C)Columbia TriStar Marketing Group, Inc. All rights reserved.
</p>
<p>ファンのノスタルジアを刺激する野球の魅力とは一線を画し、過去の<br />
データだけを頼りに選手起用を決断する主人公。少ない予算で才能の<br />
ある選手を集め結果を導こうとする手法は、チームを強くする情熱に<br />
はあふれていても、野球に対する愛情は感じられない。それは若き日<br />
に大志を抱いてプロ入りしたにもかかわらず選手としては大成しなか<br />
った者だから到達できた、“ビジネス”の感覚から生まれたものだ。</p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13167"></span></p>
<p>アスレチックスのGM・ビリーは統計の専門家・ピーターをスタッフに<br />
加えてチームの再建を図る。死四球を含めた出塁率で選手の能力を測<br />
り、他球団から安い年俸で引き抜いた選手を積極的に試合に出す。</p>
<p>バント・盗塁はダメではスピードが失われる上、守備軽視は緻密さに<br />
欠けるし、チームワークという概念を無視した方法論は点は入っても<br />
プレー水準を引き下げるもの。もはやベースボールは選手やファンの<br />
ものではなく、カネ儲けの手段すなわちマネーボールに堕ちてしまう。<br />
野球経験もなくでっぷりと太ったメガネの数式おたく・ピーターこそ<br />
その象徴、選手は商品でしかなく成績とギャラで価値が決められる。<br />
こんな野球、張本勲が見たら絶対に「喝！」と言うはずだ。</p>
<p>「夢」が動機の成功譚は胸を打つが「カネ」が動機では共感は呼ばな<br />
い。それをわかったうえであえて感動的なシーンを省いた演出が非常<br />
にクールで、端正な映像とマッチしていた。現代のプロ野球界がいか<br />
にマネタリズムに蝕まれているかがよくわかる作品だった。 </p>

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		<title>第7鉱区</title>
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		<pubDate>Tue, 15 Nov 2011 20:08:34 +0000</pubDate>
		<dc:creator>福本次郎</dc:creator>
				<category><![CDATA[-低得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[見映画批評]]></category>

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		<description>追い詰められた人間が次第に本性を露わにしていく様子がスリリングだ。（点数　40点） (C)2011 CJ E&amp;#038;M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED 逃げ場のない施設で作業員たちが謎の怪物に次々と襲われる。外部と の通信は途絶え、協力し合わなければならないはずの仲間に秘密を隠 している者がいる。未知の生物からの攻撃とクルーの間に芽生えた疑 心暗鬼、物語は2つの恐怖と戦う人々のサバイバルを通じて、勇気や責 任感といったリーダーの資質を問うていく。命の危険を顧みない者、 足手まといになる者、身勝手な者、極限状態に追い詰められた人間が 次第に本性を露わにしていく様子がスリリングだ。 【ネタバレ注意】 チェジュ島沖の海上プラントの開発リーダー・ヘジョンはベテラン技 術者・ジョンマンの助力で試掘を続けらていたが、ある日、この海域 に生息する深海生物のサンプルが水槽から逃げる。 ホタルイカのような可愛らしい発光生物が、長い牙が生えた口と鞭の ように伸びる舌を持つヌメヌメとした怪物にいつのまにか変身してい る。グロテスクな外見と敏捷な動き、人間を追いかけ、何度も食指を 伸ばす執念はある種の知性すら感じさせる一方で、正体が燃料になる 生命体という以外は由来は明かされない。 怪物がいきなり3メートル近い巨体で姿を現すのはいかにも唐突だ。そ のあたり「エイリアン」と差別化しようとしているが、ただスケール が小さくなっただけの感はまぬかれない。せっかく“純韓国産CG”を 売り文句にしているのだから、もっと大胆な作り込みをして「ハリウ ッド越え」を目指すべきだろう。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>追い詰められた人間が次第に本性を露わにしていく様子がスリリングだ。（点数　40点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/11/dainana.jpg" border="0" /><br />
(C)2011 CJ E&#038;M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED
</p>
<p>逃げ場のない施設で作業員たちが謎の怪物に次々と襲われる。外部と<br />
の通信は途絶え、協力し合わなければならないはずの仲間に秘密を隠<br />
している者がいる。未知の生物からの攻撃とクルーの間に芽生えた疑<br />
心暗鬼、物語は2つの恐怖と戦う人々のサバイバルを通じて、勇気や責<br />
任感といったリーダーの資質を問うていく。命の危険を顧みない者、<br />
足手まといになる者、身勝手な者、極限状態に追い詰められた人間が<br />
次第に本性を露わにしていく様子がスリリングだ。</p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13166"></span></p>
<p>チェジュ島沖の海上プラントの開発リーダー・ヘジョンはベテラン技<br />
術者・ジョンマンの助力で試掘を続けらていたが、ある日、この海域<br />
に生息する深海生物のサンプルが水槽から逃げる。</p>
<p>ホタルイカのような可愛らしい発光生物が、長い牙が生えた口と鞭の<br />
ように伸びる舌を持つヌメヌメとした怪物にいつのまにか変身してい<br />
る。グロテスクな外見と敏捷な動き、人間を追いかけ、何度も食指を<br />
伸ばす執念はある種の知性すら感じさせる一方で、正体が燃料になる<br />
生命体という以外は由来は明かされない。</p>
<p>怪物がいきなり3メートル近い巨体で姿を現すのはいかにも唐突だ。そ<br />
のあたり「エイリアン」と差別化しようとしているが、ただスケール<br />
が小さくなっただけの感はまぬかれない。せっかく“純韓国産CG”を<br />
売り文句にしているのだから、もっと大胆な作り込みをして「ハリウ<br />
ッド越え」を目指すべきだろう。</p>

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		<title>シェアハウス</title>
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		<pubDate>Tue, 15 Nov 2011 20:03:22 +0000</pubDate>
		<dc:creator>福本次郎</dc:creator>
				<category><![CDATA[-低得点映画]]></category>
		<category><![CDATA[見映画批評]]></category>

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		<description>高齢化社会の理想像を示したいのならば、せめて空の青さや芝生の緑、木のぬくもりが感じられる鮮やかな映像で見せてほしかった。（点数　40点） (C)2011「シェアハウス」製作委員会 広々とした吹き抜け、会話が弾む楽しい食卓、パーティに息抜きにた びたび利用される見晴らしのいいバルコニー、そして何よりお互いを 思いやる友情以上愛情未満・男子禁制の心地よい他人との距離感。寡 婦、離婚、恋愛下手、挫折など様々な理由でひとりっきりになった女 たちが、孤独を癒すために一つ屋根の下で同居を始める。干渉しすぎ ないようにしているつもりでもいつしか家族のように心配になってい く、その気持ちの変化が温かい。 【ネタバレ注意】 古い木造家屋で一人住む老婆・有希子は友人の死をきっかけにカフェ 仲間の麗子・英恵、東京から来たまひると一緒に暮らすことを決意、 シェアハウスを完成させる。 有希子以外の3人も事情があって男と縁がないが、女4人力を合わせて 生きていこうとする。それぞれが新しい人生をスタートする過程で、 己の中に新しい可能性を発見していく。だが、彼女たちの大人のまま ごとは本来充足感や安心感に満ちているはずなのに、その素晴らしさ は伝わってこず、かといってハウスシェアにおける実用的な情報もな い。そもそも土地や建物の資金はどこから捻出したのか、日常の生活 費や労働の分担などの細かいルール決めはどうやったのか。もっと掘 り下げてリアリティを持たせなければ、絵に描いた餅にしか見えない。 高齢化社会の理想像を示したいのならば、せめて空の青さや芝生の緑、 木のぬくもりが感じられる鮮やかな映像で見せてほしかった。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>高齢化社会の理想像を示したいのならば、せめて空の青さや芝生の緑、木のぬくもりが感じられる鮮やかな映像で見せてほしかった。（点数　40点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/11/house.jpg" border="0" /><br />
(C)2011「シェアハウス」製作委員会
</p>
<p>広々とした吹き抜け、会話が弾む楽しい食卓、パーティに息抜きにた<br />
びたび利用される見晴らしのいいバルコニー、そして何よりお互いを<br />
思いやる友情以上愛情未満・男子禁制の心地よい他人との距離感。寡<br />
婦、離婚、恋愛下手、挫折など様々な理由でひとりっきりになった女<br />
たちが、孤独を癒すために一つ屋根の下で同居を始める。干渉しすぎ<br />
ないようにしているつもりでもいつしか家族のように心配になってい<br />
く、その気持ちの変化が温かい。</p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13165"></span></p>
<p>古い木造家屋で一人住む老婆・有希子は友人の死をきっかけにカフェ<br />
仲間の麗子・英恵、東京から来たまひると一緒に暮らすことを決意、<br />
シェアハウスを完成させる。</p>
<p>有希子以外の3人も事情があって男と縁がないが、女4人力を合わせて<br />
生きていこうとする。それぞれが新しい人生をスタートする過程で、<br />
己の中に新しい可能性を発見していく。だが、彼女たちの大人のまま<br />
ごとは本来充足感や安心感に満ちているはずなのに、その素晴らしさ<br />
は伝わってこず、かといってハウスシェアにおける実用的な情報もな<br />
い。そもそも土地や建物の資金はどこから捻出したのか、日常の生活<br />
費や労働の分担などの細かいルール決めはどうやったのか。もっと掘<br />
り下げてリアリティを持たせなければ、絵に描いた餅にしか見えない。</p>
<p>高齢化社会の理想像を示したいのならば、せめて空の青さや芝生の緑、<br />
木のぬくもりが感じられる鮮やかな映像で見せてほしかった。</p>

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		<pubDate>Fri, 11 Nov 2011 20:31:30 +0000</pubDate>
		<dc:creator>福本次郎</dc:creator>
				<category><![CDATA[見映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13163</guid>
		<description>性と生の地獄を見た主婦が体験する禁断の解放感と心の闇を通じて、人間の本質に迫る。（点数　70点） (C)2011「恋の罪」製作委員会 たとえ性欲でしかなかったとしても、他人から求められ必要とされる 快感に目覚め、期待に応えようとするヒロイン。異様なまでに潔癖な 夫との上品な生活、その一方で生きている実感には乏しい。そんな主 婦が落ちた陥穽は底なしの深さで彼女の本性を解き放つ。映画は、昼 間は大学助教授・夜は売春婦の顔を持つ女に、性と生の地獄を見た主 婦が体験する禁断の解放感と心の闇を通じて、人間の本質に迫る。 【ネタバレ注意】 貞淑な妻・いずみはモデルにスカウトされる。撮影に呼ばれたスタジ オで無理矢理AVに出演させられた彼女は抑えていた気持ちに火をつけ、刺激 を求めて円山町をさまよううちに美津子という立ちんぼ女と出会う。 「本物の言葉はひとつひとつ体を持っている」。そういって美津子は セックスといういずみの内なる欲望に、売春行為で実体を与えていく。 美津子が口にする言葉は、ある意味答えを求めるほど真理から遠ざか る禅問答のよう。だが、いずみにとって男に抱かれている間だけは命 の充実を感じられる瞬間でもある。 円山町の廃アパートで起きたバラバラ殺人事件に端を発した物語は思 いもよらぬ方向に寄り道しながら、時に押しつけがましいほどの禍々 しさで女たちの満たされぬ魂の彷徨を描く。どこに向かっているのか、 いつまで続くのか、それは本人たちにもわからない。さまざまなメタ ファーに満ちたエピソードの数々は、結局、愛に真実などないことを 証明したかったのだろうか。。。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>性と生の地獄を見た主婦が体験する禁断の解放感と心の闇を通じて、人間の本質に迫る。（点数　70点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/11/koi.jpg" border="0" /><br />
(C)2011「恋の罪」製作委員会
</p>
<p>たとえ性欲でしかなかったとしても、他人から求められ必要とされる<br />
快感に目覚め、期待に応えようとするヒロイン。異様なまでに潔癖な<br />
夫との上品な生活、その一方で生きている実感には乏しい。そんな主<br />
婦が落ちた陥穽は底なしの深さで彼女の本性を解き放つ。映画は、昼<br />
間は大学助教授・夜は売春婦の顔を持つ女に、性と生の地獄を見た主<br />
婦が体験する禁断の解放感と心の闇を通じて、人間の本質に迫る。</p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13163"></span></p>
<p>貞淑な妻・いずみはモデルにスカウトされる。撮影に呼ばれたスタジ<br />
オで無理矢理AVに出演させられた彼女は抑えていた気持ちに火をつけ、刺激<br />
を求めて円山町をさまよううちに美津子という立ちんぼ女と出会う。</p>
<p>「本物の言葉はひとつひとつ体を持っている」。そういって美津子は<br />
セックスといういずみの内なる欲望に、売春行為で実体を与えていく。<br />
美津子が口にする言葉は、ある意味答えを求めるほど真理から遠ざか<br />
る禅問答のよう。だが、いずみにとって男に抱かれている間だけは命<br />
の充実を感じられる瞬間でもある。</p>
<p>円山町の廃アパートで起きたバラバラ殺人事件に端を発した物語は思<br />
いもよらぬ方向に寄り道しながら、時に押しつけがましいほどの禍々<br />
しさで女たちの満たされぬ魂の彷徨を描く。どこに向かっているのか、<br />
いつまで続くのか、それは本人たちにもわからない。さまざまなメタ<br />
ファーに満ちたエピソードの数々は、結局、愛に真実などないことを<br />
証明したかったのだろうか。。。 </p>

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		<title>コンテイジョン</title>
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		<pubDate>Fri, 11 Nov 2011 20:24:33 +0000</pubDate>
		<dc:creator>福本次郎</dc:creator>
				<category><![CDATA[見映画批評]]></category>

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		<description>善意や好意が必ずしも「正しい行い」と受け取られるわけではなく、物語はそれらの人々の「良心の質」を問う。（点数　70点） (C)2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. 世界の崩壊が迫っているとき、人は何をなすべきか。科学者としての 責任感から対処法を見つけようとする者、現場に出て指揮を執る者、 自らの信念に基づいて治療法を公開する者。ほとんどの人々は良識を 持ってこの危機を乗り越えようとするが、一方で知人を助けると他者 を犠牲にしなければならない。善意や好意が必ずしも「正しい行い」 と受け取られるわけではなく、物語はそれらの人々の「良心の質」を 問う。ウイルスの幾何級数的な広がりの速さと死の恐怖が伝播する様 子が緊迫感あふれる映像で描かれる。 【ネタバレ注意】 香港出張からミネアポリスの自宅に帰ったベスは、突然痙攣・発熱し 急死する。アジアや欧州でも同じ症状の患者が急増、米当局とWHOが対 策本部を設置、感染源の究明とワクチンの開発を急ぐ。 いち早く感染症を見抜いたWEB記者のアランは独自に特効薬を見つけブ ログにアップ、ネット上で話題になり、ウイルスよりも早く巷間に流 布していく。さらに彼のもとには情報が集まり、当局の対応のまずさ を批判し身内を優遇した責任者を糾弾する。アランは決してジャーナ リストの正義感だけで活動しているのではないが、危険に飛び込む勇 気は功名心だけではないだろう。 他人に働きかければ少なくとも現状に何らかの変化が起こるはず、映 画はエモーショナルを排して彼らの姿を描写することで、己の価値観 に従って行動する覚悟を見る者に突きつけているのだ。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>善意や好意が必ずしも「正しい行い」と受け取られるわけではなく、物語はそれらの人々の「良心の質」を問う。（点数　70点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/11/contagion.jpg" border="0" /><br />
(C)2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
</p>
<p>世界の崩壊が迫っているとき、人は何をなすべきか。科学者としての<br />
責任感から対処法を見つけようとする者、現場に出て指揮を執る者、<br />
自らの信念に基づいて治療法を公開する者。ほとんどの人々は良識を<br />
持ってこの危機を乗り越えようとするが、一方で知人を助けると他者<br />
を犠牲にしなければならない。善意や好意が必ずしも「正しい行い」<br />
と受け取られるわけではなく、物語はそれらの人々の「良心の質」を<br />
問う。ウイルスの幾何級数的な広がりの速さと死の恐怖が伝播する様<br />
子が緊迫感あふれる映像で描かれる。</p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13162"></span></p>
<p>香港出張からミネアポリスの自宅に帰ったベスは、突然痙攣・発熱し<br />
急死する。アジアや欧州でも同じ症状の患者が急増、米当局とWHOが対<br />
策本部を設置、感染源の究明とワクチンの開発を急ぐ。</p>
<p>いち早く感染症を見抜いたWEB記者のアランは独自に特効薬を見つけブ<br />
ログにアップ、ネット上で話題になり、ウイルスよりも早く巷間に流<br />
布していく。さらに彼のもとには情報が集まり、当局の対応のまずさ<br />
を批判し身内を優遇した責任者を糾弾する。アランは決してジャーナ<br />
リストの正義感だけで活動しているのではないが、危険に飛び込む勇<br />
気は功名心だけではないだろう。</p>
<p>他人に働きかければ少なくとも現状に何らかの変化が起こるはず、映<br />
画はエモーショナルを排して彼らの姿を描写することで、己の価値観<br />
に従って行動する覚悟を見る者に突きつけているのだ。</p>

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		<title>アンダー・コントロール</title>
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		<pubDate>Fri, 11 Nov 2011 20:18:05 +0000</pubDate>
		<dc:creator>福本次郎</dc:creator>
				<category><![CDATA[見映画批評]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.cinemaonline.jp/?p=13161</guid>
		<description>フクシマ以降、上端から吐き出される白い煙は毒を含んだ悪魔の吐息にしか見えない。（点数　60点） (C)Stefanescu/Sattel/Credofilm レンガ造りの古い街並みの近く、たくさんの自動車が走る生活道路の そば、通勤電車の線路脇etc　人里離れた海岸線にポツンと佇む日本と は違い、ドイツの原発は人々の暮らしに隣接している。カップを伏せ た形の巨大な冷却塔は、CO2を出さないクリーンエネルギーとしてかつ ては人類の叡智と科学の勝利を象徴していたはずだ。しかし、フクシ マ以降、上端から吐き出される白い煙は毒を含んだ悪魔の吐息にしか 見えない。カメラは、原発施設の内部に入り込み、神殿のごとき原子 炉から廃棄物が保管される地底深くのトンネルまでレンズを向ける。 【ネタバレ注意】 1970年代、積極的に建設を進めていたドイツの原発は四半世紀以上を 経ても最新設備を誇っている。4重のチェックするシステムなど事故の 可能性が限りなくゼロに近いデータを強調する。 映画のトーンはどちらかというと、原発関係者が主張する安全性に対 し一歩引いたところからシニカルな視線を送っている感じ。相手に批 判もせずコメントも付けないことで「原発関係者の言い分は聞くが、 信じているわけではない」姿勢を貫く。 世界中が原発安全神話の嘘を知ってしまったいま、それは声高に反原 発を唱えるよりも強烈な効果を上げている。冷却塔内に作られた遠心 ブランコで子供たちが嬌声を上げる姿は、未来を明るいものにしよう として作られたはずの原発が子供たちの未来を奪いかねない危険なも のだったという皮肉としか思えなかった。。。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>フクシマ以降、上端から吐き出される白い煙は毒を含んだ悪魔の吐息にしか見えない。（点数　60点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/11/under.jpg" border="0" /><br />
(C)Stefanescu/Sattel/Credofilm
</p>
<p>レンガ造りの古い街並みの近く、たくさんの自動車が走る生活道路の<br />
そば、通勤電車の線路脇etc　人里離れた海岸線にポツンと佇む日本と<br />
は違い、ドイツの原発は人々の暮らしに隣接している。カップを伏せ<br />
た形の巨大な冷却塔は、CO2を出さないクリーンエネルギーとしてかつ<br />
ては人類の叡智と科学の勝利を象徴していたはずだ。しかし、フクシ<br />
マ以降、上端から吐き出される白い煙は毒を含んだ悪魔の吐息にしか<br />
見えない。カメラは、原発施設の内部に入り込み、神殿のごとき原子<br />
炉から廃棄物が保管される地底深くのトンネルまでレンズを向ける。</p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13161"></span></p>
<p>1970年代、積極的に建設を進めていたドイツの原発は四半世紀以上を<br />
経ても最新設備を誇っている。4重のチェックするシステムなど事故の<br />
可能性が限りなくゼロに近いデータを強調する。</p>
<p>映画のトーンはどちらかというと、原発関係者が主張する安全性に対<br />
し一歩引いたところからシニカルな視線を送っている感じ。相手に批<br />
判もせずコメントも付けないことで「原発関係者の言い分は聞くが、<br />
信じているわけではない」姿勢を貫く。</p>
<p>世界中が原発安全神話の嘘を知ってしまったいま、それは声高に反原<br />
発を唱えるよりも強烈な効果を上げている。冷却塔内に作られた遠心<br />
ブランコで子供たちが嬌声を上げる姿は、未来を明るいものにしよう<br />
として作られたはずの原発が子供たちの未来を奪いかねない危険なも<br />
のだったという皮肉としか思えなかった。。。 </p>

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		<title>インモータルズ -神々の戦い-</title>
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		<pubDate>Fri, 11 Nov 2011 20:09:12 +0000</pubDate>
		<dc:creator>福本次郎</dc:creator>
				<category><![CDATA[見映画批評]]></category>

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		<description>戦闘シーンですら格調高いシンフォニーのようだ。（点数　50点） (C)2010 War of the Gods, LLC. All Rights Reserved. 天空に浮かぶ大理石の神殿から人間界の営みを観察する神々、強大な 武力と残忍さで世界を支配しようとする邪悪な王、鍛錬された武芸と 不屈の精神で祖国を守ろうとする若者。男たちは力強くしなやか、女 たちは豊満で優美、登場人物はみなギリシア彫刻のような肉体を誇示 し、リアリティよりもイマジネーションを優先させた感覚的なヴィジ ュアルは巨大津波や肉弾相撃つ戦闘シーンですら格調高いシンフォニ ーのようだ。 【ネタバレ注意】 ギリシアに侵入したハイペリオン王の軍隊がテセウスの村を襲う。目 の前で母を殺されたテセウスは奴隷にされるが、テセウスは伝説の弓 のありかを知る巫女・パイドラに助けられ、数人の仲間と脱走する。 神々がまとう黄金、巫女の真紅のドレス、ギリシア軍のいぶし銀の鎧、 ハイペリオンのカニばさみのような兜。古代ギリシアという時代設定 のもと、自由な発想でデザインされた衣装の数々が登場人物の性格を 表現していて印象的。さらにハイペリオンの大軍やギリシアの城壁な ど画面の隅々まで神経の行き届いたディテールと、一瞬で数人敵を倒 すテセウスの洗練された格闘術が目を楽しませてくれた。 ギリシアの民が窮地に陥った時には、禁じられているにもかかわらず 神々は何らかの形で干渉し、結局は救いの手を差し伸べてくれる。も しかしてこの映画は、国家破綻の危機にある現在のギリシアも救国の 英雄やオリンポスの神々が守ってくれると言いたかったのだろうか。</description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><b>戦闘シーンですら格調高いシンフォニーのようだ。（点数　50点）</b></p>
<p align="center">
<img src="http://www.cinemaonline.jp/image/2011/11/immortals.jpg" border="0" /><br />
(C)2010 War of the Gods, LLC. All Rights Reserved.
</p>
<p>天空に浮かぶ大理石の神殿から人間界の営みを観察する神々、強大な<br />
武力と残忍さで世界を支配しようとする邪悪な王、鍛錬された武芸と<br />
不屈の精神で祖国を守ろうとする若者。男たちは力強くしなやか、女<br />
たちは豊満で優美、登場人物はみなギリシア彫刻のような肉体を誇示<br />
し、リアリティよりもイマジネーションを優先させた感覚的なヴィジ<br />
ュアルは巨大津波や肉弾相撃つ戦闘シーンですら格調高いシンフォニ<br />
ーのようだ。</p>
<p><font color="#ff0000"><b>【ネタバレ注意】</b></font></p>
<p><span id="more-13160"></span></p>
<p>ギリシアに侵入したハイペリオン王の軍隊がテセウスの村を襲う。目<br />
の前で母を殺されたテセウスは奴隷にされるが、テセウスは伝説の弓<br />
のありかを知る巫女・パイドラに助けられ、数人の仲間と脱走する。</p>
<p>神々がまとう黄金、巫女の真紅のドレス、ギリシア軍のいぶし銀の鎧、<br />
ハイペリオンのカニばさみのような兜。古代ギリシアという時代設定<br />
のもと、自由な発想でデザインされた衣装の数々が登場人物の性格を<br />
表現していて印象的。さらにハイペリオンの大軍やギリシアの城壁な<br />
ど画面の隅々まで神経の行き届いたディテールと、一瞬で数人敵を倒<br />
すテセウスの洗練された格闘術が目を楽しませてくれた。</p>
<p>ギリシアの民が窮地に陥った時には、禁じられているにもかかわらず<br />
神々は何らかの形で干渉し、結局は救いの手を差し伸べてくれる。も<br />
しかしてこの映画は、国家破綻の危機にある現在のギリシアも救国の<br />
英雄やオリンポスの神々が守ってくれると言いたかったのだろうか。</p>

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